こんなところにいてはいけない

どこへでもどこからでも僕らは旅に出るべきなんだ
こんなところにいてはいけない
ちらかってる部屋の中で迷ってるのはもうやめにして
こんなところにいてはいけない


これはAmazonの『荒野の呼び声 -東京録音-』のページで45秒だけ試聴できる、矢野顕子の『こんなところにいてはいけない』の冒頭の歌詞。
たしか車に乗ったら佐野元春のラジオ番組でかかっていた。うたとともに言葉が耳から頭の中に入ってきて、目が覚めたような気分になった。
私はまさに「ちらかってる部屋の中で迷ってる」のだ。文字通りめちゃくちゃにちらかっている部屋の中でこんな文章を打っているが、こんなことはやめなきゃいけない。


しかし、なんだこの正しさ。
本当に久しぶりの目の覚めるような感覚。私にまさしくあてはまるのだけれど、私にだけではなく、今のものすごくいろいろなことに通じる。
奥田民生の『さすらい』「さすらおう」という歌詞を思い出した。「まわりはさすらわぬ人ばっか」、と、ミュージシャンがそんなことではあるまい、と思うものの、まあ、そんなものだ。
さすらうのは無理だが、旅に出るべきだな。

荒野の呼び声 -東京録音-

荒野の呼び声 -東京録音-

さすらい

さすらい