表現とか 1

日付が変わって一昨日になったが実感としては昨日の一昨日、楽器の合奏の練習に行ってきた。


練習の後は飲み会。映画の話が多くて、自分はそんなことに時間を使う余裕がないなあ、という思いがうっすらと脳裏に浮かんでは消えつつ、具体的な人名、作品名などは聞いたことがある程度ながら、たぶん何か面白いものがあるのだろうなあという感じで聞く。
映画は観たくないことはないけれど、見て面白くなかったときのダメージが強烈。映画館で観ることが基本になっているので、ちゃんと観なければならないという感じがある。テレビドラマ以上に途中から見たり一部分だけ見たりはしにくい。それでも、するけれど、それはテレビの映画を点けたらたまたま見たとかいう場合のみ。テレビドラマなら平気でそんなことをやる。そしてまあ、たいてい数分で見るのをやめる。なぜそんなことをするのかというと、見たことのある俳優さんの仕事をちょっと見て、「あのひとこんなことやっているんだ」ということを確認できればいいからなのだ。そんなことを積み重ねているうちになんとなく見たいものを見る。ただし、最近見たのは「デカワンコ」ただし2、3回、たまたま点けたときにやっていたときに見てしまっただけ・・・でもこれは案外嫌いではなかった。設定、ストーリーの骨子では許せない部分は多かったけれど、ディテールは嫌いではなく、俳優さんたちの顔が面白かった。あとはNHK岡本太郎のドラマ・・・ただし半分は録画してまだ見ていない。
そういえば、「ポニョ」も、録画だけして見ていない。「アリエッティ」やら、「サマー・ウォーズ」、その前に「時をかける少女」だっけ、ほかにはとんでもなく以前のものだが「エヴァ」のテレビ版を一応見なくてはとか、その後に劇場版がすごいらしいから見なくてはとか、ひとむかし前に一部で話題になっていた「マインド・ゲーム」とか、かつてのアニメオタク(本当か? 自分でもよくわからなくなってきた)としては少しは思う。が、本当に見たいアニメは「ホルスの大冒険」かなあ、今は。


さすがに音楽の話もした、が、あれは半分映画の話だったか、の、映画がなんだったかは書かないで、音楽の方はチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲の話が主だったのであって、協奏曲のこととか指揮者のこととか、ヴァイオリニストのこととかになった。
ふと思ったのだが私は何かゲージュツヒョーロンカの気分になっているのではないかと、どなたかにも、あるいは私自身でさえも邪推してしまいそうなくらいになにかゲージュツにゾーケーが深くなることを目指している感じであり、でもヒョーロンカになりたいわけではないと・・・。
興味がないことが少なくて、ほとんど何も知らない映画のことにでも知っている感じのことが出てきたら話に加わったり、していたなあ、と、つい一昨日のことがまるで昨日のことのように思い出される。


今日の昼は畑仕事をしていて、「いろいろなことをしていて(スケジュールに追われた状態で)いまや単純に楽しいのは畑仕事ですね」、なんて、のぞきに来た近所の人に話してしまったが、ゲージュツとかくりえいたーみたいなことばかりやっていると、畑仕事なんかが逆に趣味としていろいろなことを忘れてすっきりできる事になったりして、こりゃあいったいなんだろうな、と、思った。
その後、借りているアトリエに行ってそこの併設のギャラリーでやっているグループ展を見たりそこである個展(私ではない)の案内状の打ち合わせをしたり楽しい時間を過ごしつつ、そのなかでも似たような話をした。
そのアトリエの管理をしている絵描きさんがヴァイオリンも弾くのだけれど、その方は楽器は完全に趣味で絵とは全く違う意識で楽器を弾いているという話をしていたのだけれど、私は楽器を弾くのにも追われてしまって、無心に弾くわけにはいかなくて、結局は畑仕事と漫画だけが趣味らしい趣味ですよ、なんて、言いながら、昼に家の裏の畑でした話を思い出したりしたのだった。
もともとそんなことを折に触れ思っていたのだけれど、最近よく思う。
でも、音楽も美術も、我を忘れる、部分は、ほしいなあ。

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