カエターノ・ヴェローゾ「リーヴロ」

リーヴロ

リーヴロ

すでにボサ・ノヴァは知っていたのだけれど、ブラジル音楽はつまりジョビンの曲をちょっと知っていただけくらいの時に、CDショップでちょっと試聴してみてぶっ飛んでしまった。「このパーカッションのリズムは何だ?」これが新譜だった頃。もう7年前か。
最近ミルトン・ナシメントを知ったのだが、カエターノ・ヴェローゾからミルトン・ナシメントにたどり着くまで7年というのも、たどり着いて調べてみて自分で訳がわからない。
そしてミルトン・ナシメントを調べながらカエターノ・ヴェローゾを思い出さないことはなかったのだが、なにか聞かなかったままこれも半年ちょっと経った。なぜかふいに聞きたくなった。
聞かなかったわけがわかった。冒頭の曲からすごく、面白い曲ばかりなのだけれど、アルバム全体を聞くとなにか単調に思えてくる。でも、その退屈な感じが、以前より薄れている。前に聞いたより面白いな。何だろうこの感じは。