「のんちゃんのり弁」

昔コミックモーニングを毎週買っていたことがあって、その頃読んだのが懐かしい。最近古本屋で3巻迄見つけて買った。
思ったよりもずっと面白かった。青年誌に「子供を抱えて離婚した」ばかりの母親の奮戦が載ること、この当時のモーニング誌は現在より地に足がついていたかも知れない、というのは青年誌のためか、馴れ合いがない。リアルで、率直。類似テーマの作品などいくらでもあるし、リアルに、率直に、書こうとされ続けられているのだろうが。
日常の情けなさを裏返すと、輝かしさが、かくれている。苦労するなら、そんなふうに悪戦苦闘・・・できるかな。
絵も個性的で、似ている人を思い出せない。