「てきぱきワーキン〓ラブ」

へんなマンガ。
本屋の棚にあるとなにか気になる竹本泉さんのコミックス。
装幀の、まず特色インク(印刷専門用語)の使用が目立つのだけれど、続いて、同じポーズの女の子が3人、遠近法に従って(?)描かれたイラストが気になる。私の第一印象は、むしろ悪かった。


タイトルにだまされちゃいけないぞ。
「ラブ」というと人間同士の愛だと思うだろうがへんな愛(?)のほうが多いぞ。仕事や動物や生活の様々な事々、「ひと」とか「もの」というよりあるいは「こと」への愛のほうがおおいかもしれん。


「あおいちゃんパニック」が竹本泉さんの代表作なんだろうな。私は読んだことがない。
実は今竹本泉さんのコミックを集めている。きっかけは装幀かな。なにかそろえたくなる。
もちろん読んで満足する。その満足の仕方は、なんというか、ゆるやかな考え方に頭をほぐしてくれたための、満足。実は知的だなと、ふと思った。SFです。
「てきぱきワーキン〓ラブ」は私はすぐれたSFだと思う。