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クリントン国務長官が来日したのは一昨日(さきほど日付が変わったので一昨々日)か。今日(昨日)はすでにインドネシアにいるという映像を見ることになった。アメリカ合衆国の、そしてこの人のパワーというものは・・・言葉の簡潔さ、オバマ氏との舌戦で鍛えられたと言うだけではあるまい。美智子皇后との会見は、しかし、戦後何年経ったかを忘れているのだけれど、何か胸に迫るものを感じた。
インドルシアの人口がいつのまにか日本の二倍程度にまでなっているというような数字が聞こえた気がした。この国の将来は・・・タイや、ベトナムや、フィリピンなどの将来は。マレーシアは? シンガポールが技術・経済立国でめざましい様をNHKの特集で見たが、同じ地球の上で、日本の精神的な誇りを取り戻そうなどという何かドメスティックなことにやっきになっている人たちというものはやはりなにか的が外れているのではないだろうか。
クリントン氏のめざましい活動は「例の」中川大臣が国際会議(G7財政担当大臣・中央銀行総裁会議とやら?)でろれつの回らない会見の映像を見た後だけにまた、それとの落差が鮮やかでもあった。こなたの大臣の・・・100年に一度の恐慌のさなかの重要な国際経済会議という、大臣を歴任してきたとはいえ、今までの政治家人生のなかでも重要であるはずの局面・・・彼の言葉、「風邪薬の飲み過ぎ」を信じたとして・・・総理の任命責任もさることながら、彼の側近や彼を支えるスタッフというものはどんな人間たちで何をしていたのか。日本という国とは、いったいなんなのか。世界第二の経済大国・・・。何事にも鮮やかに応えていたヒラリー・クリントン氏はこの件に関してはコメントを避けた・・・表情にわずかな曇りを見たのは気のせいだったろうか。


国民の末端にいるだけの私とはいえ、確かな言葉を操り確かな歩みで生きてはいない、調子に乗ってこんな事を書いているに過ぎない、ということもよぎる。


合衆国はアフガニスタンに増派、現在の1.5倍程度になるというニュース、韓国と合衆国の合同演習に対して北朝鮮は軍事衝突も辞さないという姿勢を示したというようなこと。クリントン氏が拉致問題を重視しているということをたしか被害者家族と面会して話したということ・・・。
麻生総理はメドベージェフロシア共和国大統領と会談、かの大統領が独創的で形にはまらないアプローチを提案し、麻生氏もそれに乗り気の姿勢を見せたとか・・・問題を次世代に残さないとも・・・。中川前大臣が自殺しないかとマイミクシィのおどるでくさんが書いておられたけれど、麻生という人にも同様な懸念を感じる。領土問題で何かできれば自分が何か生きている意味があるということを感じて生き続けていられるかも知れない。ふと、元ライブドアの堀江氏を思い出した。彼も自分が悪くないと思わないと、精神を病まずにはいられないということはないだろうか。しかし、なんだろう。麻生という人の気持ちの悪さ。これほどまでとは・・・。
小泉元首相がなぜか麻生氏と同様ロシアにいて、麻生氏を再び批判。自民党幹部は困惑しているが、これは・・・小泉氏の政策が弱者の切り捨てを助長したということになっているが、小泉氏もクリントン氏ほどではないにしても明快だということが・・・。
またクリントン氏の話だが、小沢民主党党首とも会談したらしい・・・。
映像を多用した点でも従来と違うなど、裁判員制度を意識した部分もあったような、また被害者の親族が証人として参加してもいたということでも注目される、遺体をバラバラにして下水道に流したという猟奇的な要素で知られる殺人事件の一審の判決が出た。スピードアップした裁判を、裁判長が(悩む故に?)1週間延ばしての判決だったという。ひとりを殺害しただけでは死刑にならないという従来の流れに沿ったというように感じられなくもないだろう。ある種の怒れる国民は死刑を望むのだろう。私はわからない。無責任、無定見だといわれるのだろう。