無能な人 6

来年3月までの仕事に応募し、昨日面接を受けてきた。書類審査で2つ落ちていて、面接にこぎ着けたのははじめて。すべて期間雇用のものを選んでいる。それでも面接すらしてくれない。
ある意味では好感触。少なくとも出来る仕事はありそう。競争率もさほど高くなさそうだ。マイナス要因も正直に話してきたので、それで落ちるかもしれない。
なんにしろ私の経歴は、良い印象を与えはしないだろう。応募書類のなかの文章も何かぞっとしない感じを与えるのではないかと思う(ブログなどのこういう私の文章同様)が、あまり読んでいたようではなかった。
担当の方はなかなか良い印象の人だった。それと採用の合否は関係ないだろう。私が人を見抜くことが出来るとも思えない。ただ、ほっとする。人事面接などというものは高圧的なものだという印象だった(事業仕分けみたいな感じ)が、全くそんな感じはない。表面上だけなのかもしれないが、世の中は、そのほうがいいと思うのだ。
しかし思い出してみると、そんな面接を今まで体験していたわけではない。就職の面接は教員になったときの集団面接(何の意味があったのかよく感じ取れないものだった。ほとんど話さなかった私は合格したが、いろいろと実績をアピールした方々はきっと落ちたのではないかという気がする)を入れて4度目。残りの2度は中小企業の社長さんで、普通に会話しただけだった。それは、私の方が変だったので、そうなったのかもしれない。高圧的ではなかったが、どちらも良い会社ではなく、おおむね社長に責任があったと思う。当然結局その2社は辞めた。


実際は、私よりも他の応募者にどんな人がいたのかというほうが問題なのだろう。理想的な人が募集人数だけいたらもちろん私は落ちる。しかしそうでもなさそうな感じだった。応募者それぞれの能力の相性みたいなものもありそうだ。
採用されることがいいこととも限らない。私はあまり職場に勤めることが得意ではないだろう。性格的なものだろう。そんな言い方はもちろんしなかったが、必ずしも同僚と上手くやってきたわけではないことは、そんな言葉ではないが話した。それがマイナス要因だ。
仕事の内容は、いままでやってきた仕事全ての中で最も興味深いものでもありうるが、最もつまらない可能性もあり得る、とらえどころのない仕事であり、私の才覚次第かもしれないあたりもなかなか恐ろしい。また、通勤距離が極めて長く、そんな事に耐えられるかどうかわからないが、まあ、やってみるしかない。
担当の方が言っていたことが正しければ、明日には連絡が来て、採用なら明後日にも出勤し始めることになるらしい。なんということでしょう。落ちたら次を探します。
などというようなことをしただけでも、何か世の中と関わっている感じがしたのか、ちょっとほっとした。どちらにしても、私は的外れだということを思い知るのだろうけれど。