「がんばれ酢めし疑獄!!」2

がんばれ酢めし疑獄!! (5) 少年チャンピオン・コミックス

がんばれ酢めし疑獄!! (5) 少年チャンピオン・コミックス

こういう4コママンガはときどき開いてちょろっと読んで、と、ゆっくり楽しめばいいのにつづけて読んでしまった。なんというか、ギャグマンガの歴史について考えてしまい、読まねばならぬというような気持ちに。そんなくらい面白かったのでもあるが、続けて読むとさすがにちょっと飽きてきたかな。

「がんばれ酢めし疑獄!!」だが、巻が進むに連れて破壊的な感じは影を潜め、微妙な味わいのものになっていく。かわいい感じの絵柄が多くなる。それなりに凶悪だが。まあ、落ち着いた感じになって、なんというか上手くなっている気もするが、ちょっと落ち着きすぎのようでもあるか。
あと、「お笑い」の世界との関連が気になる。鉄拳のネタっぽいシリーズがあるが、どっちが先か気になる。ほかにもなんか似ているのがあったような気もするが、忘れた。

そうして「サナギさん」に戻ったら、進化している気がした。「がんばれ酢めし疑獄!!」より笑える。思わず笑ってしまう。
そしてふと、いがらしみきおの「ぼのぼの」を初めて読んだ時の感じを思いだした。それまでのいがらしみきおは面白いけれどちょっと嫌だった。「ぼのぼの」はもう、毒がないのにそれまで以上に笑えた・・・。ギャグ漫画家ってすごい。半分リタイアしたかのような江口寿史元気かな。