「ハツカネズミの時間」
- 作者: 冬目景
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/05/23
- メディア: コミック
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冬目景というひとは私にとって困ったマンガ家で、好きにはなりきれないが、なんとなく読むものがなくて、この人の本が店にあると、買って読んだりする感じ。「イエスタデイをうたって」は、そこそこ気に入っている。が、他は、悪くないと言えば悪くないといった感じか。売っぱらうほどではない。しかし「黒鉄」と、「羊のうた」は、多いので読まない。あ、「幻影博覧会」は、良かったかな。ただ、ふくやまけいこの「東京物語」を思い出したが。
「ハリネズミの時間」これは、やっちゃったなあ、という感じもある。設定に無理があるし、登場人物の心理も話しの都合に合わせてしまっている感じもある。悪くはないが、ちょっとキツイかな、と、思っていたのだけれど、読み進むと、少しリアリティが出てきたような気がしてきた。テーマは支持する。と、なにがテーマかというのがわからんが・・・自分の感じていることを疑うことの切実さ、かな。
頑張っているけれど、ちょっとキツイ。でも、志は買いたい。次も読む。