「SOIL」
- 作者: カネコアツシ
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2004/01/31
- メディア: コミック
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オシャレというかニューウェーブというか、新奇なマンガ家というイメージがあって、今まで読まなかったこの人の、「SOIL」が新しいのにたまたま安くて1、2巻買ったらよかった。融通の利かないメガネの女子刑事がなぜかとても気に入ってしまった。この度は3巻を買って読んだ。
なんというか、非常にまっとうな、構成のしっかりした優れた作品という印象が強まった。何というのかな、ミステリーというのか、その謎の展開が緻密で、絶妙なような。これを読んで映像化したい人は多いかも知れない。そういえばカネコアツシ氏が映画を監督するという話しをどこかで見かけたような気もする。
クセが強いので敬遠する原因でもあった絵が、読んでみると実はすごくうまくて、とてもいい。
期待がふくらみすぎて、今後の展開によっては失望するかもしれないが、ここまでは完璧に描かれているので、これから大きく崩れることもないだろうとも思える。楽しみだ。