「鉄子の旅」2

鉄子の旅 (5) (IKKI COMIX)

鉄子の旅 (5) (IKKI COMIX)

新刊読んだ。「ちほく高原鉄道」のことは出てこなかった(と、思う)。「ふるさと銀河線」という愛称でも知られているこの路線のことを、今まで耳では聞いていたのに何故気にも留めなかったのかと後悔している。池田から北見、夏に旅してみたかった。春でもいいかも知れない、なんとか今月20日まで、と、思っていたが、やっぱり忙しい。無理だ。「鉄子の旅」、1年早く読んでいたなら・・・。あ、去年は金がなかったか。


4巻が一大ハイライトで終わっているので、どうなるかと思っていたらどうにもならない。横見氏は変わらない。それがなんか、普通と逆の意味で感動的・・・?
横見さんがユニークすぎるのでゲストの人との微妙な緊張感がたまらない。「いつもの3人でいいのに」・・・それって・・・。なんか、目からウロコ。
ゲストの人たちは、普通はあり得ない苦労をしたり、時には無茶苦茶失礼な扱いを受けつつ楽しそう。それが紙面からはっきり伝わってくる。キクチナオエ様、「鉄子の旅」はちゃんとノンフィクションだと思います。上質の。


いわゆる「キカクモノ」で、それだけで敬遠しそうだったが、妙に気になり読んだ。はまった。
「キカク」への微妙な愛情のわけが、「キカク」の本質を当初は知らなかったマンガ作者菊池直恵さんによってであるからこそ客観的に明かされて行く様子がスリリング、って、あまりこのマンガに似合わないほめ方かな。しかし絵と構成による伝え方はかなり的確。うまいとは言えないかも知れないが、かなりいい絵だと思う。味わい深い。
私は「鉄子の旅」と菊池直恵さんを応援します!ここでだけ!


私のテツ分も、少し上がった。
いつも見ている「笑っていいとも」でのタモリ氏のテツ話、面白さが50%アップ。
高校生時代バカにしていた同級生のテツ(当時そんな言葉はなかったと思う)、今も時刻表を愛読しているだろうか。ゴメン、私が悪かった。君の勝ちだ。バカにしていたのは冗談だったけれど、ものを見る目は君の方がずっと確かだったことに気付かなかったのは悔しいな(私の同級生のテツはそうだったと思うけれど、すべてのテツがそうだと言うつもりはないのが微妙だが)。
書店で「国鉄車輌〜」なんとかという小さな本を手にとった。「EF66」、これ知ってる。「鉄子の旅」に出てきた時にも思ったが、遠い幼児期になんか幼児雑誌かなんかで見た。その記憶は疲れた今の私に新鮮なあこがれの記憶を呼び覚ます。