「NARUTO」

久々にテレビアニメという物をオープニングからエンディングまで見た。この前に見たのは「ワンピース」を2ヶ月くらい前に見たんだったか。
いや、月曜日に「名探偵コナン」を見たな。あれはなにか「サザエさん」とかの仲間のような感じでいわゆるアニメのような気がしない。なんというか、普通にテレビを付けっぱなしにしていた感じ。


弟が好きなので3、4年前にときどき見ていたが、いつのまにか忘れてた。以前から嫌いではない。でも「ワンピース」のほうが好きかな。
しかし「NARUTO」には不思議な感慨を持っている。普通に面白いというにはちょっと抵抗があるのだが、なんというか、奇妙な冷静さ、賢さのようなものを感じる。さっぱりとして明るい、テイストの違う「ジョジョ」といったような印象もある。
ビジュアル的には「ジョジョ」と対照的にインパクトに欠ける。しかし、よくある絵柄と言えなくもないが、微妙に個性がある気もする。
・・・ここまではマンガ、アニメ共通・・・と、いっても主にアニメについてか。マンガはアニメを見るくらいよりも読んでいないし・・・。


今日久しぶりにちゃんと見たのは、たまたまオープニングを見て絵作りが以前と変わったのが印象に残ったから。キャラクターデザインも変わったのか。なにか新鮮な感じがした。
本編でも止め絵に近い立ち姿などに空気感が感じられた。押井系統のリアルな感じまではもちろん行かない、独特なバランスの「リアルさ」があるような感じがした。
クレジットにスタジオぴえろという名前が見えて、コミックのアニメ化なので、いにしえの「うる星やつら」を思い出した。
忍術の表現の質感は、カットによってはなかなか。最近は凝るようになった物だなあ。あの「ハガレン」にはちょっと及ばないかも知れないし、カットのつながりが今ひとつで惜しくはあったが。
この微妙な努力は、嫌いではない。


すごくいいとか、個性的という感じはしないのだが、悪くはない。そんなものはたくさんありそうだが「NARUTO」には妙な存在感がちょっと引っかかる。その引っかかり方がなんか気になる。
こんなメジャーなものには私は基本的に縁が薄いのだが。