「誰も寝てはならぬ」

誰も寝てはならぬ(6) (ワイドKC モーニング)

誰も寝てはならぬ(6) (ワイドKC モーニング)

今となってはちょっと困りますねこの「誰も寝てはならぬ」というタイトル。と、いってもフィギュアの荒川静香さんが金メダルを取ったときの音楽のタイトルを知っている人以外には関係ありませんが。いいか、いいよね。


前作はとりあえず「大阪豆ゴハン」という事になりましょうか。それを昔モーニングを買っていた頃のなつかしさで、2年ほど前に古本で買ったら妙にやみつきになり、揃えようとしているが半年に数冊、または1冊といった感じでなかなか揃わないうちに、新しい作品が出ていると知ってどうかなと買ったらこちらも面白かった。
北海道人でもある私の知り合いにはいないけれどもきっとこういう人はいるんだろうな、お友達になれるとは思えないが(あちらがこちらの常識的な感じに遠慮するだろう)、こういう感覚は悪くないな、という極めてアバウトというか出鱈目というか感覚的というか・・・。というヒトたちが今作では東京でバタバタやってます(「大阪豆ゴハン」の登場人物と少し似ているようですが、少しまた違うようデス)。
この世知辛い世界でも、片隅ではこんな風が吹いてるし、かえってそのほうが上手く行くんじゃないか、自分ではそうもいかないけれど、心の中にこんな風を吹かせておきゃあ、ちょっと楽しくなるかな、などと、まじめに書くのもあれだが、すごいマンガという感じではない心の一冊というか一シリーズ。


新刊を買いましたのでこれから読みマス。