「御緩漫玉日記」2

御緩漫玉日記 3巻 (Beam comix)

御緩漫玉日記 3巻 (Beam comix)

御緩漫玉日記 (2) (ビームコミックス)

御緩漫玉日記 (2) (ビームコミックス)

3巻。そして(また?)休筆か。


2巻の迷走には若干ついていけなかった。「奥村勝彦」作品がちょっと嫌。
3巻は昔の話、また「トクコ」編の続きが素晴らしかった。


目次を見ると、「海馬」とか「前頭前野」とか出てきて、なんというか、キツーイ感じ、不安というかそんな感じがにじむ。「幽玄漫玉日記」を思い出し6巻を見てみると、「ウツ」の話が出てくる。大変だ。私もちょっと脳が変な感じがして他人事ではない。


御緩漫玉日記」は「幽玄漫玉日記」に近いのだけれど、もっと幽玄かつゴシック?芸はある意味冴え渡り、というと、生活は追いつめられ?、ということにこの人の場合はなるのかもしれないが、大変な到達点に達したようだ。ちょっと嫌だった「奥村勝彦」「よん様」も、3巻が待っていると思って読むと味わい深い。大変な傑作だと、私は思っている。


「御緩」完結でほっとして、しっかり休んで・・・と、いう具合には、簡単にいかないのだろうけれど、玉吉さんには少しでも元気になってほしい。