「フラワー・オブ・ライフ」

フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)

フラワー・オブ・ライフ (1) (ウィングス・コミックス)

そういえば話題になっていたな、と、ちょっと気になっていて、少なくとも「大奥」や「西洋骨董洋菓子店」よりは最初はこれだろう、と、思っていたらブックオフにあって数ページ立ち読み。「おたく」ねたの切り口が悪くなさそうなので1巻買う。

私は「おたく」ではないな。とか、思いながら読む。「おたくかな」というタイトルのブログにしているが。「おたく」がメインのマンガではないが若干「げんしけん」を思い出さないではない。表現の話しで若干通底するものがある、か。舞台は学校だ。高校1年生。

3巻までブックオフにあったのを、その日のうちにまた行って買ってきた。「青春の輝き」なんてことば、歌のタイトルだったか、を、思い出す。ちなみに「青春」ということばは3巻読んだなかでは出てこなかったので念のために記しておく。タイトルが「フラワー・オブ・ライフ」で、このタイトルの方が内容にあっているか。あたりまえだが。

私の高校1年生の記憶はもっと言語化できていないな、幼稚だったな、今考えると気持ち悪かったな、というか、この登場人物達に比べると今の私も幼稚かな、気持ち悪いな。そういえば40や50は過ぎたであろういい大人達の幼稚な姿を、たとえば買い物をする場所での態度や、公道を走る車の走り方に見る。気持ち悪いな。が、そんな人物はあまり出てこないのでリアリティがないようでもある。が。
しかし、私の幼稚な高校生活の中にも何か似たコミュニケーションの豊かさや輝きの断片があったようでもある。今も幼稚な私の生活の中にだって輝きはあるのだ。それからするとこの美しさにもリアリティはある。か。

4巻は出てからさほど経っていないはずだったな、さあ、いったいどうなるのか、と、言うところなのだ。3巻の終わりは。