「ひなぎく純真女学園」
- 作者: ふくやまけいこ
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/02/20
- メディア: コミック
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徳間書店のコミックリュウの創刊号を買った(おととしだっけ)のだけれど、理由のひとつはふくやまけいこさんのマンガがのっているというのもあった。
今までの作品とかなり違うと言えば違うし、こんなおあそび、ときどきしていたといえばしていたような。もしかしたら四コマ誌に連載していた事もあって、それを知らなかっただけなのかも知れない。という書き方はわかりにくい。
恩田陸さんというひと、たしか小説家だったと思うけれど、帯に「男子なんかに萌えさせない!この可愛さ、分かるのは正しい女子だけ!!」なんて書いていて、私は男子どころか中年の小父さんであり、とても埒外だ。
しかし、なぜか凄く好きだったのだこのマンガ。「リュウ」でも、一度読んだ時はなんかピンと来なかったのだけれど、時間をおいて何度目かに読んだ時にはふくやま作品史上でも最愛の作品になるかもしれない、と、思ったくらい。で、見つけて即買ったし、すげえ好きだ、このマンガ。
しかも、感動した。
と、いうようなことを書くオヤジがこの世に存在する事は、とてもキモい、たとえば帯を書いた恩田さんというひとなどは「死んでしまえ」と思うかも知れないが、しょうがない。・・・これは売れないのかなあ、じゃあこのレビュー(?)を読む人は少ないので実害は少ないかな、とも思うが。
ただし「萌え」たりはしないし、私は別にかわいいものが好きな人間ではないから、いいか。
何が美しいかが分かる人間が美しいものを好きになる。そのことの圧倒的な正しさが、ここにある。
と、思うんだけれど、男子でそれがわかったところで生きにくいかも知れないなあ。
私はもはや男子でなく中年だが。
あと、ここに描かれているのが正しいコミュニケーションだと思う。