「愛がなくても喰ってゆけます。」
- 作者: よしながふみ
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2005/04/16
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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現在よしながふみのマンガは「大奥」、「きのう何食べた?」などを読んだところだが、これ、「フラワー・オブ・ライフ」と並んで特にいいと思った。
あとはアニメ化もされる・・・もしかしたらもうそろそろ始まっているのか・・・高校のときの美術部の同期がたぶん作監(専門用語でごめんよ)やる・・・彼もあの業界でよくぞ生き延びてきた・・・それはおいといて・・・彼女の代表作(?)「西洋骨董洋菓子店」をちょっと立ち読みした程度だが・・・。
「愛がなくても喰ってゆけます。」はなんか西原理恵子と吉田秋生(どっちも好き)を同時に読むような感じを覚えた。で、西原理恵子7割か。いや、もちろんおふた方のどちらにも似ていませんって、何も書いていないような文章。
「愛がなくても」って言ってるけれどどう考えても愛にあふれている。「このひとに対してはこういう愛」「こっちのひと対してはこういう愛」って、それが「つがい」(by「Palm」)になるには至らないというあたりに逆に愛の深さを感じるのだが。まあ、カップリングの原動力のことを世間では「愛」と言い、それはそれですごく正しいとは思うものの。
「喰いもの」に対する執着の描写はもちろんGJ。