変な庭畑の記1-1



「狂ってしまった、自分が変だ」と、ばかり書いているのも世間に申し訳ないので、ふつうのブログのようなことも書いてみよう。しかし内容はちょっとふつうではないかも知れない。

私の家は親戚から借りているのだが、敷地は3軒家が建ちそうなくらいの面積がある。道路側に面した家の前にはふつうの、猫の額よりは広い庭があり、家の裏には2件分の空き地がある。しばらくの間、その2/3を駐車できるスペース(空き地)として使っていたが、家に3台あった車も今や1台になり、つまりは乗る人のほうも減ったのだ。家の前に停めている。残りの1/3の一部に庭木が植えてあり、残りが畑だった。
そのうち空き地の一部は私が作品を作るための場所になり、もらってきた石材や木材などが転がっている。今も転がっているが、そのうち外で作業することは少なくなり、ただのがらくた置き場になっている。ただし、近所の方がよく声をかけてくれるようになった。腹立たしいことが減ったからだろう。

慢性の運動不足で、それは腹立たしいくらいで、しかしスポーツをする仲間もなく、ひとりで走るのも好きではない。もっぱら散歩するだけだが、単位時間あたりの運動量が少なく、効率が悪い気がする。好きな運動は畑を耕すことだ。
で、一時期はすべてただの空き地になっていたが、今では家1件分くらいの土地が畑になっている。

畑と言っても変なもので、実は家を壊したあと、けっこう瓦礫が残っているようなところに客土もせず、雑草の根の固まりを取り除いて(それはコンポストに入れたりして)、下から出てくるコンクリートの固まりを取り除き、耕して種をまいているだけだ。
その一部に特に瓦礫の多いところがあり、そこはずっと放ってある。そこには野苺が茂っていて、そこからだんだんと拡がってくるのが煩わしく、刈ってしまおうかと思ったが、母がその苺を食べるというので放っておくことにした。
いつもほとんどは実を落としてしまうが、去年くらいからけっこう採るようにしている。今年は特に豊作(?)だ。ジャムにしてヨーグルトにかけて食べる。種が煩わしいが、慣れた。

その近くに芽が出てしまったじゃがいもを埋めておいたが、採れたのはちょっと大きな空豆の粒のようなものがいくつかだけ。
                       (写真は8/17のもの)