ロック

仕事帰りのラジオでニルヴァーナの話をしていた。けっこう軽い話で入ってきたけど、カート・コバーンの自殺はショックだったという話にはなった。軽い話で終わって曲に行ったんだけど、本当にショックだったようだ。結構有名なミュージシャン(Pe'zのひと)なのだけれど、高校生のときに、ニュースで知って信じられなかったという。
いや、自殺の話はいい。それでかかった曲はもっとも有名な「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」。
ああ、これがロックだなあと思う。


もっともロックに興味がなかった頃の話で、そのころの自分のことも覚えていない。何度も聞いたことがあるのだけれど、そんなにいいと思った覚えはない。音楽的には耳新しく感じなかった。ファンのひとが間違ってこれを読んだら激怒するかも知れないが、ストーン・ローゼズというバンドを思いだしたが、ストーン・ローゼズのほうもよく知らない。
引き締まった(「タイト」な?)演奏だとは思うが、私にとっては引きつけられるものは少ない。
有名であまり知らないバンド、たとえばソニック・ユースパール・ジャム。なんとなく買って聴いてみたのは、スマッシング・パンプキンズだが、今、にわかにはバンド名が出てこなかった。こちらはけっこう悪くはないと思ったんだが。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズは結構好きで、私の持っているもっとも新しいロックのアルバムはこのバンドのものだ。レディオヘッドやコールドプレイ、聴いたら面白いと思うんだが。オアシスはさすがに耳に入ってくるけれど、私にはニルヴァーナ以上に関係がない。
でも、ニルヴァーナはロックだな。


興味があった最後は、REMかもしれない。U2とかも全盛期が続いていた頃。もっとも好きなバンドはもう少し前、XTC。あと、テレビジョンか。
ツェッペリンなんかも好きだが、あれは追体験だ。キング・クリムゾンは「ディシプリン」の頃に現体験で衝撃を受け、初期を追体験で聴いた、ということがあったけれど、プログレッシブ・ロックというもの、あれはいったいロックなんだろうか。


ビートルズは好きなのだが、ロックなんだろうか。


しかし、ザ・フーとか、ローリング・ストーンズはロックのような気がしてきて、ストーンズの、「サティスファクション」は、「満足できない」というものだったんだと、最近ふと思った。なんという歌詞だ。「満足できない」って、何度も叫ぶのだ。


なぜかパンク・ロックのことを忘れていたことに気付く。XTCに近いくらいクラッシュは好きなんだけれど。


日本のロックといって、なぜか、ドラゴンアッシュしか思い浮かばない。


いろいろな音楽が好きになる前は、そういえば、ほとんどロックしか聴かなかったような気がしたんだけれど。
今、誰がロックを聴いているんだろう。誰が、ロックをやっているんだろう。