ラジオ

LSKという・・・人なんだ。グループじゃなくて。イギリスの。知らなかった。ていうか興味はあまりなかった。
その「人」の「ROOTS (THE FRUIT OF MANY)」という曲がラジオでかかっていた。この曲はきらいじゃなかったんだけれど。なぜその作者に興味がなかったのか。
この曲がでた2000年にそのラジオ局で「パワープレイ」されていて、つまりはしょっちゅうかかっていた。8年前。当時の職場ではその同じFM局をかけっぱなしにしていた、と、いうことを思い出した。ソウルミュージックということになるのかな。少なくともこの曲は。当時は特に感想を持っていなかったが、いい曲だな。すごく懐かしいせいもあるかもしれないけれど。なんとなく、スタイル・カウンシルを思い出したけれど見当はずれかも知れない。
しかしとにかくこの懐かしさというのは、出会うと思っていなかったものに出会った懐かしさで、あの職場の人たちは今何をやっているのだろう、連絡を取り合ったりする事は、少しだけしかなかったし、もうないだろうと思う。そんな自分の生き方は、あまりいいとは思えない。
この曲をかけたラジオでは、あのころからずっと喋っているDJの方がこの曲を紹介した。もしかしたら・・・ソウルミュージックが多くかかることがこのラジオ局の特徴なんだけれど、この人がその流れを作ってきた重要な一人なのかな、と、思った。マーヴィン・ゲイの「What's Going On」が開局当時ずいぶん良くかかっていたような印象があった。その特徴はすこし薄れているけれど、なくならないでほしい気もする。
そういえば、エリカ・バドゥとか、フージーズローリン・ヒルなんて名前と音楽を知ったのもこのラジオ局のおかげだ。が、知っただけであまりフォローしなかったなあ。フージーズはどこかにCDがあったはずだ。ローリン・ヒルって、「天使にラブソングを 2」の、あのむちゃくちゃキュートな女の子だったんだなあ。初めて知った・・・のか、知ってて忘れてたのか。アレステッド・ディヴェロップメントを知ったのもここかなあ。あと、アリーヤ

家でも、職場でもラジオは聞かない。車ではいつもこの局をかけている。

エタ・ジェイムスっていう人を、私が今まで知らなかったことに、驚いた。ビヨンセが(というビヨンセを良く知らないのだけれど)この人の伝記映画の主演をするらしい。その関係でエタ・ジェームスさんのオリジナルの録音が2曲かかったのだけれど、これが、聞いた覚えがないのだけれど、思いっきり「スタンダード」なのに驚いた。既視感というのことがあるけれど。ジャニス・ジョプリンがカヴァーしているらしいのでそのせいかもしれないが、ジャニス・ジョップリンという人に抱いていた違和感がエタ・ジェイムスを聴いてわかった気がした。エタ・ジェイムスの歌にくらべ、ジャニス・ジョップリンの歌は、心にストンっと落ちてこなかった。

今日は札幌からの帰りの車の中で聴いたものが印象に残っているのだけれど、車に乗って最初の曲はドリカムの「決戦は金曜日」。今ネットでそのラジオ局のホームページで調べたら(便利ですね)アース・ウインド・アンド・ファイアーの「レッツ・グルーブ」に続けてかかったらしい。ずっと、「決戦は金曜日」はなんかの曲に似ているなあと、思っていたのだ。その次にかかったのはマドンナの「マテリアル・ガール」で、そのまた次がレベッカの「ラブ・イズ・キャッシュ」ということで・・・。こっちは出た当時から似ていると思っていたけれど。
で、しみじみ思ったのは「マテリアル・ガール」がいい曲だということだった。「マドンナ」なんて芸名だけでふざけるな、という感じがしていたのだけれど・・・。


昨日は、ジェニファー・ハドソンという人の家族が次々と殺された話を、買い物帰りの車で聞いた。その時にかかった曲もすごく良く、びっくりするようなもので、この人の家族が殺されるって、いったいなんのためなんだと思った。
こんな話は、このラジオでしか知るチャンスがないんだろうな。むかしは音楽雑誌で当然のように知ったレベルの話題。もう音楽雑誌を読まないということもあるけれど。