ポール・マッカートニー、スティービー・ワンダー、ベック、サザン・オールスターズなど

最近ラジオで時折ポール・マッカートニーの曲を聴く。なんと、新曲、そして、「ザ・ファイアーマン」というユニット・・・だよな、多分・・・らしい。
音だけ聴いたときはXTCの影響を受けた若いバンドかと思ったのだけれど、ポール・マッカートニーだと聞いて、何か遠い目になった。でも、若いんだよね。ジョン・レノンも、ジョージ・ハリスンも亡くなってしまったあと、生きているだけでほっとするような存在なのだけれど、それどころではなく、新譜が出て、それがさわやかなのは、奇跡のような感じがする。ちゃんと、新しいんだ。私の親と1、2歳しか変わらないというのに。
ジョージ・ハリスンが「セット・オン・ユー」を出したのが1987年で、その時すでに「案外元気じゃないか」と、思ったんだけれど、もうそれから20年。ジョージが亡くなってから7年・・・。


スティービー・ワンダーの楽譜は、この間ちょっと練習した仲間の作った曲の楽譜の下になって、譜面台にたてかけてあった。
音をなぞる。「サー・デューク」この曲には楽譜に「インターリュード」と書かれている部分があって、たしかベースとホーン・セクションのユニゾンだったと思う。これを楽器(マンドセロ)でたどって、その気持ちの良さにゾクゾクする。
ほかには、「可愛いアイシャ」・・・ほとばしる感情、「サンシャイン」・・・夢見るような音階とリズム・・・。
残念ながらこの楽譜集には、「リボン・イン・ザ・スカイ」がないけど、しょうがない。
音楽って、奇跡だ。
「サンシャイン」は、ボサノヴァだと楽譜の解説には書いてある。なぜか、意外な気がした。そういえば、イントロの印象的な全音階のフレーズは、これは見事にボサノヴァのリズムだ。


朝、ラジオでスタイリスティックス(STYLISTICS)の「CAN'T GIVE YOU ANYTHING (BUT MY LOVE)」・・・これには「愛がすべて」という邦題があるらしい・・・を、聞いた。懐かしい。75年の曲らしい。「ハッスル」で有名なヴァン・マッコイのプロデュースらしい。当時はたぶんあまり好きではなかった・・・でも、今聞くとその田舎臭いような都会臭いような感じが面白い。

昼にはラジオでベックの「ルーザー」を聴く。面白い。今調べたら、デビュー曲らしい。93年・・・15年前か。
ラジオなどでベックを良く聴いた覚えがあるのは99年の「ミッドナイト・ヴァルチャーズ」かな。9年前。
ベックはむかし気になっていたけれど聴かず、最近すこし思い出しかけていたんだけれど・・・聴こうかな。


サザンの桑田さんのお姉さんが56歳で亡くなっていたのは、ひと月半ほど前のことだった。何か心に引っかかっている。
今調べると、すい臓がんだったという。13年前には乳がんを治療して克服したという。私の父もすい臓がんで、体力がなく手術が難しいということで、薬物療法を続けていたが、最近転移が見つかった。父は母と離婚して以来、家族からひとり別れ戸籍上は他人だ。が、母も私たち兄弟も父方の姓を名乗っている。がんがわかってから半年経っているが、ほとんど連絡を取っていなかった。昨年は自分の体調不良でいろいろとネットでしらべものをしたものだったが、この半年、そんなことは父のためにしなかった。転移が見つかってからもしていない。が、見舞いに行った。また、行かなくては。
桑田さんのお姉さんの死が引っかかっていたのはそのためではない。その話を聞いたときに、サザンのうたが自分たちの世代にとって空気のようなものだったのに、しばらく思い出すことがなかった、そんなことは、ここ数年が初めてだった、と、いうことに気付いたためだった。お姉さんの名前はえり子さんといって、そのためか「いとしのエリー」のモデルだといわれたこともあったという。しかし、原由子さんのためのことだったと、ネットにはあった。でも、それも、どうかなあ。


なぜか、ビートルズの「サボイ・トラッフル」が頭の中で鳴っている。ジョージの曲だったんだ(これもネットで調べた)、忘れていた。

サイケデリック」ということばがうかんだ。

ELectric Arguments[日本語解説付き国内盤]

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