甘えるな、こんなものだ081227。

久しぶりにテレビを見たような気がする。
イスラエルがガザに空爆、155人死亡、300人あまりが負傷というようなニュース。これは1980年代の反イスラエル闘争開始以来最大規模だという。国際情勢にはかなりうとくなってしまったが、パレスチナ情勢に何かあらたな動きがあったのだろうか。イラクは、インドは? ジンバブエは? コンゴ共和国はどうなったのだろう。ソマリアでは海賊行為が一般化して、生きていくためには仕方のないことをしているという認識を持っているという。ミャンマーは? アフガニスタンはあまり良くないというニュースを読んだ気がするが、

飯島愛さんが亡くなったというニュースを知る。ビートたけしが彼女は表と違った面を持っている、すごく真面目なひとだというようなコメントをしていた。空虚感を感じる。何か、(偽りの)世界の(実際の)底を、彼女の死が告発している感じがしないでもない。
かつて一世を風靡した小室哲哉が詐欺をしたというようなニュースがしばらく前にあり、彼の音楽性の貧しさからある種予想できたことだというような感想を持ったが、私はそんなことを言えるほどの作品を作っていないのは言うまでもない。

一昨日には「日本企業が人は減らして金はため込んでいる」というニュースをミクシィで読み、メモした。ミクシィにのみアップしている。昨日の朝には8万5千人が職を失うというニュースを新聞の見出しに見た気がするが、それを見ながら、「ちょっと多めにクビを切っているのだろう」と、話をする。今なら解雇される方も「しょうがない」という気持ちになりやすい。この数字は「来年3月までに」ということのようだ。
会社はみんなそうしたもの。
目端の効くようなことをするかしないか。何か価値を生むということよりも、数字のマジックや、人の心理を読み、うまく立ち回ることが、第一だ。それは個人もまたそうだ。人はみんなそうしたもの。そうしないということは、自分は人間以下だと周囲に触れ回っているようなものなのだろう。そんな人間は、どう扱ってもいいのだ。
職を失った派遣の人が「人間ではなく、部品のように扱われている」感じがするというようなことを言っているのを見たが、人間なんてそんなものではないか。戦後のしばらくの間の日本の状況が、夢だったのだ。
とはいえ、このように、労働者が企業に対する不信感をあらかじめ持つような状況は、生産性にとってどうなのかな。会社あっての自分だという正しい認識に至って、甘えを捨てるという効果があるのだろうか。切られないように、頑張るぞ!(ウソ)

オバマの支持率が82%。去るブッシュは27%で、史上最低レベル。75%がブッシュ大統領の退任を歓迎しているという。
未来は薔薇色だ。

全日本フィギュア選手権、フリーだけ見た。私のひいきの中野選手が前日のSP1位から5位に転落・・・。鈴木明子選手が会場の空気を変え・・・NHK杯での2位に続いて、入賞かと思えたが・・・。その空気を利用するかのように村主選手が完璧な演技を見せ、FS1位の得点をたたき出し、(まさかの)2位。トリノでよりも・・・私の見た村主の演技の中では最も好感が持てた。安藤選手は3位。まあまあだった。そんなに好きではなかった武田奈也も、今まで見た中では最も良く感じられたし、14歳の村上佳菜子、浅田やキムヨナと同年齢の村元小月などといったつづく選手には、差を付けており、上位5人とのちょっとした差はあるものの、最終組の6人の戦いというものは、恐ろしく密度の高いものだった。印象に残ったのは村主よりも鈴木明子。曲は「黒い瞳」。珍しく長子を崩した中野も含め、表現力の高度化というのはとんでもないもののように思える。日本のレベルの高さ・・・。しかし、安藤、村主というと、トリノを思い出し、なんか嫌な予感が・・・。中野が落ちたのも、トリノを思い出させるなあ。

今年を振り返るというような番組をやっていて、通り魔的な犯行が増えた年だったことを思い出していた。
そういえば、振り込め詐欺とか、架空請求詐欺といったこともかなり増えていた。警察の努力でやっと少し収まってきたかと思ったらまた次新手の・・・。
私も心が満たされていないという点では普通の人よりは犯罪者の人たちに近い。彼らも、私も自業自得だ。
私は人を肉体的に傷つけたりはしないとは思うが、人を不快にし続けていくかもしれない。