音楽メモ

ラジオで面白い曲がかかった。

素朴なメロディーがスカのリズムに乗っていて不思議な魅力があると思ってネットで調べてみたら、東京スカパラダイスオーケストラの久々の新譜だそうだ。「You'll Never Walk Alone」という曲らしい。さらに調べてみるとサッカーファン狂喜乱舞間違いなし、などと書いてあったし、クレジットは(music:Richard Rodgers/Lyrics:Oscar Hammerstein)・・・どっかで聴いたことはあるものの・・・どこかの民謡か何かだと思ったのだけれど。
そのときのおそらく的はずれな連想、モンクの「アバイド・ウィズ・ミー」を思い出してしまった。これは賛美歌だそうだ。これを初めて聴いたときのショックは忘れられない。シンプルな音楽の力。
さらに、カーラ・ブレイの「Social Studies」のなかにもトラッドの曲があったはずだということも思い出した。そのカバーを渋谷毅オーケストラで(しかも伊達のホテルで)聴いたのは、もう、15年くらいも前のことか。同じアルバムの冒頭は、タンゴだった・・・それも渋谷毅はとりあげていて、それ以来しばらくカーラ・ブレイにちょっと凝った覚えがある。

音楽を表現だと思うと、それは個人的な感じが強い。作家による芸術作品。
が、優れた作家の印象に残る作品が個人的な感じがしないこともある。
そもそも個人的ではない、いわゆる「民族音楽」の強烈な個性というか、説得力。
トルコ行進曲」とはどういうものか・・・。

ワルツが、とにかく気になり続けていて、シュトラウスの数々のワルツ、チャイコフスキーの2曲。ハチャトゥリアンラヴェル・・・。

モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」が好きで、宗教音楽かどうかはあまり意識しないものの、宗教意識(?)がなくしてもこのように美しい音楽を生み出すことを考えられないか、などと・・・。しかしそれにしても、宗教というものを簡単に否定できないということは強く感じる。

現代の感性に照らすと禍々しい感じの、白川静による漢字の原型や、深沢七郎の小説なども思い出す。


話はもどってしまうし、上述の内容とはほとんど関わりなくなってしまうのだけれど、ラジオで次にかかったのはHEAVYというオランダの人たちによる「DO FOR YOU」という曲で、メガプレイになるそうなので、今後もたびたび聴くことになるのだろうか。ちょっとジョニ・ミッチェルを思い出したが、これも的はずれなのかも知れないが・・・。