日本放送協会放送文化賞

と、いうものが気になったのは、今年の受賞者に知っているひとが多かったから。

伊賀健一さん、石坂浩二さん、井上ひさしさん、内橋克人さん、故緒形拳さん、澄川喜一さん、田辺聖子さん、田部井淳子さん、松坂慶子さん、皆川達夫さんという面々、伊賀健一さんと田部井淳子さん以外は知っている。


澄川喜一さんを知っているのは私が彫刻をやっているからであって、この方は芸大の学長さんだったこともあったと思う。
彫刻家としてはたとえば佐藤忠良さんや故柳原義達さん、故舟越保武さんのほうが有名だろう、と、思っていたらグーグルによると柳原義達さんはあまり知られていないようだ。舟越桂さんでもさほど検索件数は多くなく、イサム・ノグチもそこそこだ。彫刻家というものは、あまりウェブに関わりが少ないか。
澄川喜一さんは、まあまあ好きだ。


皆川達夫さんを知っているのは私が音楽好きだからであり、講談社現代新書の著作「バロック音楽」を時折開くのであって、つい先日もぱらぱらとめくっていたので、気付いた。
この賞の報道の折りに、NHKFMの「バロック音楽の楽しみ」のことが出てきて、あの番組をずっと聴き続けるような人生を送っていたら良かったなとふと思った。が、朝は眠かったのだ。NHKFMには吉田秀和さんが出ていらした番組もあった。


内橋克人さんは、「クローズアップ現代」などで知っている。
テレビなどで見かける貧乏人の身方の経済学者、評論家という感じの人には、金子勝さん、森永卓郎さんなどというひとが有名だが、内橋克人さんが最も信用できる感じがする。
いま森永卓郎さんの名前が出てこなくて「貧乏人の身方 経済学者」で検索したら河上肇さんという方の名前が出てきた。なにか気になる。


と、いう3人をみんな知っている人というのはそんなにいないだろうと思っただけでございました。