気になる音楽090614


先日、ラジオで印象的なイントロが聞こえて、これはトッド・ラングレンだよな、と、思ったら、アル・クーパーだった。「ジョリー」という曲。オルガンの音をつかったアレンジの手触りでトッド・ラングレンと勘違いしたのだろうが・・・。この曲が入ったCDを、多分持っている・・・。
アル・クーパーという人はブラッド・スウェット・アンド・ティアーズの中心メンバーだったようだ。ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズ・・・ブラス・ロック・・・「スピニング・ホイール」・・・懐かしい・・・。この曲の入ったアナログ盤を持っていたような気がする。サティの「ジムノペディ」が入っていたような・・・。


ブラス・ロックといえば、シカゴ。だけれど、それらしい曲は確か初期だけで、有名なのは「素直になれなくて」。デビッド・フォスターによるプロデュースらしい。かなり嫌いなタイプの音楽だ。
「長い夜」がブラス・ロックの最も有名な曲だろう。印象深いのは「サタデイ・イン・ザ・パーク」。CMに使われて、今はまた逆に「素直になれなくて」よりも知られるようになったかもしれない。こちらの曲はかなり好きだ。


最近よく聴いているのは、ザ・バンドの、「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」、バッファロー・スプリングフィールドの、「アゲイン」。なんというか、音楽、ロックファンの基本アイテムとして買っていたものを、何年かぶりに聴いている。
ボブ・ディランの「アイ・シャル・ビー・リリースト」の入った「ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク」は味わい深かった。
バッファロー・スプリングフィールドは思ったより実験的な感じがした。はっぴいえんどに影響を与えたという・・・。
聴き慣れない感じの音楽のほうが耳に馴染む、という表現は変だが、何かに飽きている。と、いっても、これはもうヘタをすると10年来のことで、このふたつのアルバムを買ったのもそのせいだ。


その前にはヴァン・モリソン。この人の音楽を聴くきっかけになったのは、ゼム時代の「グロリア」。パティ・スミスのカバーでびっくり、ちょうど出たばかりだったと思うヴァン・モリソンベスト・アルバムも聴き、うなった。「アストラル・ウィークス」か、「ムーンダンス」のどちらかも買ったと思ったのだけれど、見あたらない。
この度聴き直したときは「ムーンダンス」がすごく気になった。「あ、この曲知ってる」。この渋いような、誰が聴いてもすっと心にはいるような、これはなんだろう。「ムーンダンス」というタイトルだけでとんでもないセンスのような気もするのだが。
アイルランドがらみ(?)だが、チーフタンズの「ロング・ブラック・ヴェイル」も持っていた。スティングやミック・ジャガーをはじめとしたゲスト満載、ヴァン・モリソンも参加しているこのアルバムは、買って失敗したなあと思う。聞き慣れた声が、音楽が心に入ってくるのにじゃまな感じがして、嫌な感じだった。音楽そのものは面白いのだけれど。


耳に馴染みそうな聴き慣れない音楽を求めて・・・ずっと、ちょっと聴きたいと思っているけれど、聴いていないのが、キャロル・キング。「ユー・ガッタ・フレンド」と「イッツ・トゥー・レイト」くらいしか知らないが。
あと、なぜかジェフ・ベックを聴いてみたい。エリック・クラプトンでもジミー・ペイジでもなく・・・先日ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」をラジオで聴いて、鳥肌が立つような思いを味わった。
このふたりを並べて書くのは変だろうか。


サイモンとガーファンクルも、ずっと、頭の中心から外れて、気になり続けている。
「明日へ架ける橋」という曲は無視できないにしても、好きだとはいえない。「ブックエンド」、「ボクサー」、「アメリカ」などという曲が思い浮かぶ。「スカボロー・フェア」は、「グリーン・スリーブス」より好きだという、変な比較が、時々思い浮かぶ。

赤心の歌

赤心の歌

シカゴV

シカゴV

ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク

ミュージック・フロム・ビッグ・ピンク

アゲイン<SHM-CD>

アゲイン

ムーンダンス

ムーンダンス

つづれおり

つづれおり