投票をしてきた

投票所には歩いていきました。何か歩いていかなければならないような気がする。駐車場の問題ではなく。


某候補者と某政党に入れる。ぎりぎりで考えを変えて、失敗したかな、と、ちょっと思う。


民主党は、やっぱりちょっと困る。そのうち消費税を上げるだろうからだったり、最低保障年金というものが保険料を払ってきた人との不公平に関して現段階では無策ではないかということだったり。
長妻さんが頑張ってきたとかいうことは、取りあえず別の話。
余裕のある生活をしている人で保険料を払っていない人がけっこうあると思うのだが、そのあたりをどうするか知らされていない。彼らも保障されてしまうことになり、それを消費税でまかなうと言う事ではないか。保険料の分を貯蓄に回し、最低保障年金も支給されるというのが最もお得。この手の計算をする人(今までであればいざとなったら生活保護を受ければいい・・・いざとならなくても・・・)というもので年金制度が危うくなっているのではないか。
国民年金保険料の未納、事業者が就労者の所得を低く申告する事を黙認する事、これらがまかり通っている状況の是正というものは・・・。現場レベルで困難なのは分かる。NHKの受信料と同じようなレベルで考えて未納するのだろうし、それが彼らの自由で、それに対して何も出来ない官吏なのだ。自由の国?


私は低所得者だけれど、最大限年金を払おうと努力しているが、別に自慢で書くわけではない。最大限と今書いていても、以前は全く何も考えていなくて払っていなかった事もあったはずだ。精神的に余裕がなかったりもしたが。さらに、何度も免除申請が通っている、という、そういう最大限だ・・・。


自由民主党は、よくわからない。党内の綱引きで何がどうなるか分からない。某民主党もそうなのだが、取りあえずどんなことになるか見てみようか。と、思ったら、そんな取りあえずなんてことを言っているからダメなのだとか、なんかみんな言うよね。
実は、ネットでいろいろ調べると、自民党支持の人が熱心で、危機感の表れかも知れないし、何かしらお勉強している人というのは戦後政治の経緯などを考えて革新政党の軽薄さみたいなものと、保守政党の現実を直視した対応力、決断力の伝統を思い出さないわけには行かないようであり、元自民党で下野したひとや元革新政党が構成員である民主党を信頼する事は無理だ、ということのようだけれど、どちらにしても実効性のある施策、予算の執行は官僚や、官僚から天下りした企業人らと財界、各種圧力団体などとの関係によって決まり、それが全て悪いわけではなく意志決定が速やかである点ではいいのだろうけれど、しかし・・・。
実行力というようなことばを使っているが、これはネゴシエーションや、いわゆる根回しなどに優れているということであろうし、今まで官僚のいいなりになっているわけではなくこれでもネゴしてきたのだ、そんなことできませんよ、こんな経験がないともっと官僚主導が進みますよ、ということのようだけれど・・・。
平和主義者というと変だけれど、自民党の歴史が原爆を投下された国の建前であったにしてもそのような主張の多いもので、かつては、あった、今は、違う、佐藤栄作ノーベル平和賞を受賞するというようなことはこれからないだろう、などということも考えたが、はたしてそれは民主党もそうなのだ。それから社会党出身の政治家と共に歩む事をよしとした小沢一郎さんというひとは、何なのか。そんなことをいろいろと調べる暇はないのだけれど。


麻生氏は、民主党が日の丸を大切にしないということを批判し、国を守る、安全保障に積極的ではなくなるであろう事を民主党の弱点としている。これは、一部の、例えばネットで政治を考える若者にアピールしている部分がないわけではないかもしれない。しかし、有権者の大多数にひろがっているであろう、全体主義的な軽薄さを嫌う層から生理的な嫌悪感を導き出しているのではないか。これは、スターリンや四人組、北朝鮮的なものと近いというような連想から某共産党を嫌うメンタリティに近いのではないか。
しかし、それこそあるいは若者を惹きつけていくかも知れない。自民党の、あるいは自民党のかけらの行く末がどうなるものか。日本の行く末?


某小泉元首相というものがシンボリックな政策に頼り、麻生前首相はやはりシンボリックな愛国心という点では軌をひとつしている。政策は違うと言うが。
某小泉氏の出身派閥町村派の一応の領袖、町村氏が我が北海道で、もとより民主党王国で、選挙の苦戦が伝えられる。某小泉政権の幹事長、武部氏も、北海道。この二人はどうなるのか。武部氏は上記のシンボリックな要素が希薄な地域に根ざした感じがして、最近は好感を持ってはいるのだが・・・。中川昭一氏も立候補している。


某他の政党に関しては取りあえず語らない。


いやでも、幸福実現党などというものがあったこと、これは虚の部分が実にあらわれたような感覚で、公明党も宗教との関連が深いのは公然とした事実で、実は最近知ったのだけれど、立正佼成会という宗教団体の構成員はかなり多いらしく、これは既存政党への影響力が大きいらしく、あるいはふつうの宗教(?)だと思われている各種仏教宗派や、神道系の影響力というものも想像しないではいられない。
フランスでは考えられないからといって、ここはフランスではなく、これが現実なのだ、などと書いたら、目を付けられるのだろうか。
あとは、前回参院選では維新政党・新風というものがあり、ある程度現実的に勢力をつくっているように見えたが、今回、選挙公報にはない。
ここでいちおう新党本質というものが選挙公報に載っているので、何となく名前を書いておく。


以上は、失敗したかなと思った実際の私の投票とは、そんなに関係がないかも知れない。不真面目と思われましたら、すいません。
しかし、どうなるのかなあ。