民主党政権誕生へ

開票速報が始まったら、すぐ結果が出るよ、どんどん当選確実が出るよ、と、母に言っていたのだけれど、などということを調子に乗って書く必要はないのだが、そんな感じ。NHKが、8時になった途端に、なんて言っていたかな、民主党優勢と、いきなり発表したのだったか。


小池百合子野田聖子が選挙区で敗北したのにはびっくり。小渕優子は勝ったけれど・・・。
公明党の大物議員が軒並み敗北、太田代表までが負けたのには驚く。
中川秀直までも・・・。
山崎拓も敗北、対立候補、美人で若い。これは美醜の問題ではないか。


小泉選挙のときでも民主党議員が多かった北海道、今回は圧勝。選挙区に自民の大物議員3人がいるのだけれどみんな敗北、選挙区は現段階で11勝、唯一7区で前釧路市長の自民党候補と民主党候補が激戦を続け、どちらも比例での復活が期待できるという事になっているようだ。あとは武部、町村、中川の順で惜敗率が高そうだ。


北海道は見慣れた顔が並んでいるが、全国的には小泉郵政選挙の時以上に見慣れない顔が並ぶという事になるのだろう。若い女性の代議士たち。怪しげだった小泉チルドレンよりは穏健な感じの人が多いというのは、保守政治の世界で女性が自然に働くということができず、無理が多かった部分も多かったのだろう。既成権力を前提とした保守政権という事を、自ら再確認していたのであり、その体制は男性優位の社会で成立したものであったのだから、自然の、しょうがないことである。
自民党政権の閣僚からは、全般的に既成の価値観の再確認、さらに多様な価値観を否定するなどして、それが失言としてとらえられたような経緯があったのだから・・・。


対して民主党候補に女性の、各種の活動家といえるようなが多かったというようなことに、なってしまった、ということのようでもあり、それは単に野党であるからだったにすぎないということかもしれない。彼女たちがすすすめた活動の前に障害として立ちはだかった権力への有力なカウンターパーティー以外に政権参加の選択肢はなく、その場面では、自主的に活動していた実績が、男性よりも上回ってしまうというような事も、男性が実業の世界で疲弊することで社会運動に向かうちからを失っていたということでもあっただろうし、何か単に男性社会と保守的な、たぶん単なる保守「趣味」社会の限界の現れだろう。
などということが民主党政権運営を「円滑に」進めることの逆に足かせになるかもしれず、というのは自民党が得意げに強調していた「実績」とやらの中身に関係があるのであって、官僚社会が保守的に働くことは間違いがなく、自民党が政権から離脱するまでの短い間になんとか金(名前を忘れた)とか自動車や家電製品購入への補助という形でばらまき予算をどんどん成立させた、財界におもねたとしか思えないびっくり政策がどんどん実現したのは、この機に財源をなるべく使い切ってしまおうという意図の元に官僚が協力したからに違いなく、このような状況下でなければ考えられなかったであろう・・・経済危機という言い訳があったにしても。
というわけで、基本的に党内革新勢力、これは既存の革新勢力ではなく、社民党共産党とコミットしなかった革新勢力だろう、と、連合というある種団体内部に新旧勢力を抱えつつある不思議な団体、岡田や前原といった財界寄り、集団安全保障重視の勢力を、やはり小沢一郎がまとめるしかない部分があるのだろうとは思うのだけれど、そう考えるとこの人というのはなんという化け物か、鵺ではないか、と、思ったけれど・・・。


これらはすべてマスコミやらネットの気配やらをちょっとかじっただけでひねりだしたデタラメに過ぎない。