民主党政権誕生へ 2

政治というものは、なんだろう。
ネットでは、民主党では不安だ、などと、訳知り顔(?)な意見が出ていて、これは何かヒステリーのような感じがするのだ。


自民党さんは、ほんと好き勝手にやってくれたなあと思うのだ。派遣労働の規制緩和だって、たぶん、非難は受けているけれど、間違っていたわけではない、としか考えていないに違いない。あれをやっていたから世界同時不況(と、言ってたっけ、大恐慌って言ってたっけ)もなんとか乗り切れたのだとか思っているに違いないのだ。それは・・・。
誠実な派遣業者ならいい。しかし、実態は、派遣労働者に対して雇用保険をかけている業者がほとんどない(改善したか? していないだろう)、という程度の事は悪質な問題ではないというほどの、ピンハネ業者続出。グッドウィルっていう会社、あったね。あそこは大きかったから問題も大きくなっていただけで、特に悪質だったわけではない。あそこよりひどい業者というものは山ほどあったはずで、そこで生じた資本というものは、果たして健全に経済市場に、産業に、投資されていたであろうか。そういうように生きた金を(もとは労働者の時間だ)死んだ金に換えてしまう、内需の破壊が行われていたはずで、安くていい商品をつくるというような日本産業も、そのような背景による消費者の衰退によって少しずつ衰退したであろう。いざなぎ景気超えの長期的好景気というものの内実は、そういうものであって、その後の不況と合わせた間に、国民の平均所得なのか、100万円ほど減少しているというが、それらは貯蓄か消費にまわったはずであって、実態産業を支えたはずの、そうした資金は、マネーゲームに回されて、泡と消えたという・・・消えるはずがないのであって・・・。
私の子どもの頃は、日本はそんな国ではなかったのだ。自民党というものの党内抗争のダシに政治が、国民の生活が使われていたのであり、世界的なマネーゲームによりコミットしていった事が歴史の必然だということは別にないのであるとすれば、ゲーム型資本経済の行き過ぎは、一部の人たちの気分で、というと言いすぎだが、趣味で、あるいは利益誘導のために・・・投資ばかりを問題にしては、国際的な産業構造、人類のほとんどを幸せにしない・・・豊かな人たちをも含め・・・ということに思いが及んでしまうが、しかし、私は、何様なのか、ということになるけれど。
しまいにはエコ減税とか補助とか、産業の保護? 景気対策? 特定の業種への利益誘導ではないか? これはバラマキでしょ? 財源はどこから捻出したの?


てなことを私は考えてしまうのだが、しかし、一介の国家公務員ごときは自分の仕事が少しでも楽にしかも自分が評価されることしか考えられず、リアリズムとやらにとらわれつづけるしかないのは道理であり、私がこんな大言壮語しているのも失業者の自由な身だからという事にしかならないだろう。
そして、中小零細企業では今日もわけのわからない事をわめく社長の話を小一時間聞かされて、能率が悪いと同時に言われ、しかもサービス残業する、というようなことが、そこかしこで行われているというわけだ。


と、民主党の話しはどこかへ行ってしまった。