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台風が来る。
数年ぶりの大被害を巻き起こす可能性がある。という書き方が正確かどうか分からないが。
北海道では2004年(平成16年)の台風18号(だったらしい)が、特に森林の大規模な壊滅をもたらし、近所(私の住んでいるところから1kmほど)でも林がなぎ倒されていた。その後、良く林に出かけ、その惨状を目の当たりにして感慨に浸った覚えがある(こう書くとバカみたいだ)。
同年の23号では、全国で98人の死者・行方不明者を出したらしく、平成最悪の台風被害となっていて、最低気圧940hPa、「カテゴリー4のタイフーン」だったらしい。同年の22号が最低気圧920hPa、「カテゴリー5のスーパータイフーン」で、日本に上陸した台風としては戦後最大級だったという。このときは死者6名、行方不明者2名だったようだ。同年は21号でも25名の死者を出してしまっている。これは最低気圧920hPa「カテゴリー4のタイフーン」。
今回の台風18号は910hPaを記録していて、ほぼ日本本土上陸は避けられないようなので、多大な被害を起こす可能性がある。
今年は・・・もう忘れかけていることに自分で驚いたのだけれど、台風9号が中国地方に大きな被害をもたらしていた。最低気圧990hPa、最大風速25m/sと、台風の激しさとしてはそれほどでもなかったのだけれど、降雨量が多かったようだ。その前の8号は台湾で甚大な被害をもたらした。死者が600人というような情報も見られるようだ。


9月30日に、インドネシアスマトラ島沖で大きな地震があり、同国や周辺各地に被害をもたらしていた。復興支援などの様子が今も伝えられている。この地震での死者を、国連は1,100人、インドネシア政府は625人に上ると一昨日発表したらしい。




民主党政権の、自民党政権時代にはなかった耳新しい感じの動きが日々伝えられている。
いいことかどうか、評価しようもないが、野党が政権をとるということが、今までは実質上なかったようなものなのかもしれないとすら思える。
長期政権を保った保守党であった自民党が、国民生活軽視、労働者軽視の政策に、どうして疑いもなく転換してきたのか、それが不思議でもある。それを現実的だと考えていたようなのだけれど・・・。あとは思想的色彩が強くなっていた。全体主義化、というと語弊があるには違いないし、私にサヨク的色眼鏡があると言われるかも知れないが、右傾化することに疑いを持たないことが不思議であった。自由民主党がそういう状況になったのはここ数年ではなかったか? 高学歴の人たちの思想傾向がサヨク的であることが長らく続いた反動なのかもしれないが・・・。


中川昭一氏が亡くなった。父の一郎氏が自殺だったこともあり、現在の昭一氏が失意のなかにあるだろう事も想像され、多くの人が自殺を疑っただろう。病死だと伝えられる。
今年2月の「酩酊会見」が大きく取り上げられ、ある種「失脚」したという感じがある。小泉、安倍、麻生、町村などといったひとたちと同様、タカ派的な主張を持った有力政治家のひとりだったが、知名度が高いのはダテではなく、有能な政治家だったという評も読んだ。いわゆる族議員に対抗できるよう若手議員の活躍の場をつくっている姿を見たと、民主党議員が書いているものをたまたま読んで、感慨深かった。
4氏も含め、愛国的な主張、国防増強、再軍備をすすめるタイプの主張をする政治家(誤解があるかも知れない。5氏を人からげにすることも含め)はその点に置いて軽薄で感情的な主張をすることが多く感じる。中川氏もそうだったと記憶しているが、行政手腕に関して有能だという点など、ちょっとひっかかっていた。こういうひとを簡単に片づけていいのか、自民党政治の歴史というものも含め。
政治と、個人である政治家とのかかわり方ということは・・・。


野党自民党総裁選で、谷垣氏が選ばれる。9/28。河野太郎氏がほぼ公然と森氏、青木氏などの影響力の行使を退けるべきだと主張していたようなのが面白かったものの・・・まあ、いいや。