気になる音楽091124の2

カラオケ・・・自分が「選曲が面白くて歌もそこそこうまい」などと書いてしまった。
実際にそうだとは思うのだけれど、「そこそこうまい」と書くことが「許される」のはふつうのひとよりちょっとうまいというくらいではなく、はっきりわかるくらいにうまいひとだろう。そこまでは決してない。そして、努力しているわけではないので、努力している人にはかなわない。
本当に歌がうまい人は、わざわざ本人もまわりも言う必要がないのだ。たとえ私が本当にうたがうまかったとしても、盛り上がらなかったとすれば、たとえ選曲に妙味があってもカラオケ的には意味がないのだ。なにか微妙なところを付こうとする選曲を喜んでくれたりする人の中でしか歌いはしないのだけれど、それもカラオケ的にはたいして意味はないのだ。
それをわかっていてむしろそれを強調するために書いたのだけれど、わかっているようには読めないな。
日本語が苦手だという話だ。いや、コミュニケーションが、か。


まあ、どうでもいいや。
ところで、なんとなく今まで私が歌ってきた曲、女の人の曲のことばかり書いてきたけれど、それは最近で、ほかにもう少し得意な曲があり、それはなかなかマイナーなのだけれど、なかなか歌う気になれる曲と歌って少しでも理解される曲とのかすかな接点を見つけられない、そんななかでぎりぎり見つけた数少ない公約数のような曲・・・。
大瀧詠一、「ロング・バケイション」を、私は存在を知ってすぐ買った。すると、そのうちメガヒットになって満足したのだけれど、何度も何度も聴いてそのうち歌いだして、中学生だったかな、帰宅部の私は夜、食後、部屋にこもって、レコード(当時)をかけながら歌っているあやしい生き物だったようだ。久しぶりに思い出した。一軒家だった。
そんなことがあったので大瀧詠一の曲はけっこう正確に歌える。ただし、声域があわないので、最高音がすこし低いと思う「恋するカレン」が、私の得意な曲。でも、歌っている状態は客観的に見るととても変な状態だと思う。やはり、気持ち悪い生き物状の物体がうごめいている感じだろう。
はずかしいはなしだが、その前はオフコース、チューリップ、アリスというようにさかのぼれる。中学校の登下校の、主に下校の時も、時々歌いながら歩いていた気がしてきた。ちょっと家のない川沿いの道があったなあ。なんか、原田真二の「てぃ〜んず・ぶる〜す」とか、「タイム・トラベル」なんて曲も歌っていた気がしてきた。世良政則とツイストの、「銃爪」「あんたのバラード」、「燃えろ、いい女」・・・ゴダイゴガンダーラ」とかは、友達と一緒に歌っていた気もする。そんな感じとともに思い出される景色の近くに私は 今も住んでいて、そんなところをときどき散歩していたのに、そんなことを思い出したことはなかったなあ。
大瀧詠一のあとは、佐野元春「アンジェリーナ」「サムデイ」、RCサクセション「雨上がりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」なんてことになっていく。まもなく竹内まりやの番組で聴いた「スロー・バラード」の衝撃は忘れられない。そのうち、たしか渋谷陽一の番組で「ヒッピーに捧ぐ」「ファンからの贈り物」なんて「シングル・マン」のなかの曲も知り、また衝撃。「ブルー」のなかの曲はよく聴いたなあ。ラジオでエアチェックして。あと、「EPLP」のなかの、「君が僕を知ってる」とか、「わかってもらえるさ」 なんてのも・・・今年は清志郎が亡くなったので、一曲は歌おうか、と、迷ったけれど、場の雰囲気に合うかどうかわからなくて歌えなかった。「君が僕を知ってる」を歌いたいのだけれど気恥ずかしく、「トランジスタ・ラジオ」もいいなと思ったけれど、踏み切れなくて、「ルージュの伝言」だった。なんのこっちゃ。


教員時代、最後の頃、好きだったのは細野晴臣で、「恋は桃色」、はっぴいえんど時代の「風をあつめて」などが特に好きだった。なんか、そんなことと教員をやっていることが合わないという感じがしていたな。
何度かそれでもカラオケを歌っていて、最初の学校の時に歌って覚えているのは佐野元春の「情けない週末」、一年だけいて教員をやめた次の学校では、ブルー・ハーツの「情熱の薔薇」なんかを歌った。あとは、奥田民生がソロになっていて、「息子」を歌ったな。実はそっちの学校の方が楽しかったのだけど、そのまた次の学校は楽しくないだろうという、そういう変なことも考えていた。


その後、マンドリンをまた始めることになるとは思わなかった。その後歌ったのは山下達郎の「潮騒」知る人ぞ知る曲。あとは、憂歌団を歌ったらしいのだけれど、なんだったかな。「パチンコ」が好きだなあ。「おそうじオバチャン」とか。そのあたりのひととは今もつきあいがあるが、最近は彼らとカラオケには行かないなあ。


ここまで読んだ方、ほんと、すいません。
でも、なんか書いてみると懐かしい。歌っているときは実は冷や汗をかくような思いをしていた・・・。

A LONG VACATION 20th Anniversary Edition

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29

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GO AHEAD! (ゴー・アヘッド! )

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