気になる音楽091128

先日から「蘇州夜曲」が気になっていた。誰か最近の人が歌っているものをラジオで聴いたのだった。いい曲だなあ。


しかしそれを思い出したのはさっきあるところで「エノケンMEETSトリロー」なんてCDセットの広告に出会ってしまったからで、いくらなんでも古けりゃいいという話をしたいわけではないのだけれど。
谷啓が「愛してタムレ」と歌っているラジオドラマ? に先日出会ってしまったことも思い出したが、その時は妙な衝撃を受け、いったいこれはなんなんだろう、という感じが今も残っている。クレージーキャッツでは植木等の「スーダラ節」の印象が強いがまた違った力の抜け方。
エノケンの話に戻ると、ミュージカル・コメディーなのか、映画だと思うけれど「ダイナ」を歌っていたり、たしか「ボレロ」をバックにしたスラップスティック・シーンを見たような気がしたのがすごく新鮮だったのだ。「ダイナ」を私はセロニアス・モンクの演奏でしか知らなかった。なんかすごくモダンで楽しいものをテレビ画面の中に見つけた気がした。
クレージーキャッツの話に戻ると、所ジョージクレージーキャッツのファンらしいという話をWikipediaで見つけたのだけれど、私が中学生の頃はへんなフォークの冗談音楽を歌っているおっさんという認識をしていた。著作権に引っかかるので歌詞を書けないのだが、蛸が昼寝をしているところからはじまるうたがあり、ある程度思い出せる。
そういえば、ドリフターズもバンドだったのだなあ、とは思うけれど、彼らは音楽は妙にまじめにやっていたような気がしてきた。気のせいか。
さらに、照屋林助というひとのことも思い出した。通称「てるりん」、沖縄音楽界の大物にして冗談音楽のようなことをやっていたらしい。「ワタブー・ショウ」というような。なんか独特のたたずまいにとても惹かれていた覚えがある。
笑いは、生きるちからで、音楽もそうだとか。


「蘇州夜曲」だけ浮いてしまった。そっちの方面の仲間があったような気がするのだけれど、思い出せない。

エノケン MEETS トリロー

エノケン MEETS トリロー