変な音楽日記100424

頭の中にうかんでしまう、というか流れてしまう音楽。
ここ数日はドヴォルザーク交響曲第9番。いわゆる「新世界より交響曲
というわけで今日はいろいろやっている合間に(屋根に登ってペンキを塗ったり、畑仕事に、甥と姪と遊ぶ、事務仕事(収入あり))、インターネットで落としたスコアをパソコンで見ながらセロ(マンドセロという、大きいマンドリン)を弾く。2楽章以外をほぼ辿ってみた。チェロのパートのみならず、ヴァイオリンも、時には管も。ただし、オーボエやフルートといった楽譜が実音で書いてある(?)もの中心に・・・。こういうのは楽しいのです。


1楽章は、7、8時間ほど前にそんなことをしたのに今冒頭がどんなだったか思い出せない。見てみよう。弦の中音以低3パートから静かに始まって・・・急に強奏でヂャーヂャヂャ、パパーン・・・それから・・・あ、このメロディーね。何楽章の旋律だか忘れそうになるこれ・・・それと、弾むような動きが組み合わさって・・・。
2楽章は弾かなかったけれどあの曲。
3楽章はけっこう好きだ。スピード感のある曲。
4楽章は、なんというか、低音のメロディーが渋ーく疾走する・・・「アレグロ・コン・フォーコ」・・・面白いよね。この音楽って、なんなんだろう。交響曲。それはそうだけれど。この渋さ、同じドヴォルザークのチェロ協奏曲を思い出したけれど、単にメロディーが低音だということか。これは大学の1年生の時に弾いた曲。その時も楽しかったけれど、今やったらもっと楽しそうでもあり、逆にひどさに自分でがっかりするかもしれなくもある。家でこうしてなぞってみる分には大変楽しい。
ちょっと思い出すと3楽章の中に2楽章の動きがあったようだし、2楽章や4楽章の主題も1楽章のメロディーの変形っぽい。
そういうのが交響曲らしい何事かかもしれぬ。


そうだとしてもとにかく何というか、楽しくて、これはドヴォルザークが高い報酬でアメリカに招かれてこれを書いてたら祖国に置いてきた子どもたちも後から来て、ちょうどこの曲の初演に間に合って、その初演は大成功、「王様になったような」気がしたとか、目に浮かぶような幸せ! そんな曲、曲にふさわしいエピソード!
アメリカの旋律も使ったらしく、現代の日本の私にはアメリカの、といってもなにやらわからないが、インディアン(という言葉を仕方ないから使う)は関係があるのか、やっぱり黒人の人たちの影響もあるのか、わからないが、やっぱりとにかく楽しいのだ。やはり同じドヴォルザーク弦楽四重奏曲第12番、「アメリカ」を思い出す。特徴は、弾むような動きかな。


今、ついつい交響曲第8番も見てしまい、ついに深夜に楽器をまた取り出してしまった。1楽章が管と、チェロで始まるのであって、朗々と、ゆったりと歌うようにこの交響曲は始まるんだ。長調なんだけれどこのメロディーは短調


と、書いたところでドヴォルザークから連想ははなれ、ブラームスに。
交響曲第4番の開始もゆったりとした、でも休符を交えた動きから始まり、はじめてラジオで聴いたときから心がとらえられた覚えがある。こういうのは序奏なしというようなことになるんだろうか。
同じブラームスでは第1番の開始は序奏・・・しかも壮大なスケールの・・・これも違った意味ではじめて聴いてすぐに心を打った、この曲には4楽章にチェロの美しい、あまりにも有名なメロディーがある。聴いたら知っている人が多いはず。でも、途中で出てくるのだな・・・。
お好きな方には申し訳ないが、ベートーヴェンの第9番のあの「歓喜の歌」よりこっちのほうが好きだ、という話は変なのだけれど、ブラームスの1番はベートーヴェンの第9番からつづく第10交響曲というような言われ方もしたはずで、なんてこと、思い出したのは久しぶり、いつからなのだろう。これが本当か、という話ではなく、誰かが言っていたのだろうなあ、そんなこと。
ベートーヴェン楽聖と言われたのはこの人だったか。彼の交響曲のいくつかは舞踏の要素が強いと誰かが書いたのを読んだ気がする。8番だったかな。のだめのCMにも使われていた。最近の、のだめの最後の・・・映画かな。そのCMの曲、今度は何だったかなあ。


交響曲というと、ベートーヴェンなのだろうなあ。それと、ブラームス。今では次によく演奏されるのはマーラーかもしれない。モーツァルトや、ハイドンなんかは特に古楽オケのレパートリーになってしまったのか。ドヴォルザークに、ひょっとするとショスタコーヴィチの5番あたりも頻繁に演奏されてるのではないか。シューベルトシューマンを忘れてた。ブルックナーが有名らしいが私はほとんど知らない。あと、シベリウス。ああ、チャイコフスキーを忘れていた・・・。
サン=サーンスの「オルガン付き」を聴いたことがあったが、どんな曲だったかな。
あとは、芥川也寸志さんの交響曲第1番は、何度も聞いた思い出の曲。スコアも買ってしまった・・・あの頃は「トリプティーク」の楽譜を売っていなかったので、それでもなんか芥川さんの楽譜がほしかったんだろう。


なんととりとめのない・・・さらには日記と名打っているのに、妙に読者に話しかける感じの言葉遣いを使っているのもどうしてなのか、自分でもよくわからない。