でたらめ日記20110311

(11年03月11日23:07に記したもの)

今日の午後3時少し前、宮城県沖で地震発生、それは巨大なもので、日本国内で観測史上最大規模のM8.8。
宮城、岩手、福島を中心に大規模な被害、これを書いている現在、午後10時30分の時点で確認されている死者は100人に迫ろうとしている。と、書いていると、その横で、宮城県のある地区で200人〜300人の遺体が発見されているとテレビで話している。100人ほどが乗った船が漂泊しているとか、連絡が取れない列車があるとか、しばらく把握できなかった被害があったようだし、まだあるのだろう。
揺れそのものの被害だけではなく、津波が何度も寄せてきており、北海道でも港近くなどで、1時間おきくらいか、浸水している映像が放送されている。最も大規模な被害は7mにも及んだという津波によるものかもしれない。街が丸ごと水に呑まれている映像もいくつか見た。
余震は数知れず、数100?離れたここでも時々揺れている。テレビの地震情報は数分おきにアラートがなって、そこそこ大きな余震が各地で起きている。


私のいるここで影響があるのは、インターネットと携帯電話が通じないことだけだ。
地震の情報を集めようとネットを見ていたら、ある時からつながらなくなった。私の家はIP電話であるせいか、やはりつながらない。母の家はふつうの電話だからか、天気予報につながった。
近所で所用があって車で出かけたところ、牧神の午後がかかっていたラジオが急にとぎれて、数秒後に地震が伝えられた。震度7などと言っていた。揺れも来た。用事を終わらせ、家でネットを見ていたらつながらなくなった。1時間後くらいだったか。
少し家の中を片付け、少し彫刻に手を付けるが、どうでも良いような作業だけ。しかも能率が悪い。昨日までの疲れが溜まっているためもある。
などと、テレビのむこうのことがウソのようだ。数日前に通ったあたりの住民が避難しているのに。この市内でも、港近くの100人くらいは、中学校で一夜を越すのだ。私が以前住んでいたすぐ近くだ。
平穏な状態がウソのようだ。


東北地方はほぼ全域で停電!
大都会では交通機関が麻痺し、非常に多くの帰宅困難者が行き場を失っていて、様々な施設が受け入れを始めている。
千葉の工業地帯でおきた大規模な火災がおさまらない。福島の原発で冷却用の電源が確保できないために、大規模な避難が始まった。明日の朝までに最悪の事態になっていなければいいが。


被害に遭われた方たちやいまだかなりの不自由を強いられている人たちに申し訳ない気もするが、ゆっくりと休もう。
これだけの自然災害なのに、私たちの国は被害を最小限にとどめるだけの努力をしてきたし、これからも出来るのではないか、というようなことが脳裏をかすめたが、残念ながらそうまでは行かなかったようで、朝にはもっと恐ろしい情報がまとめられていることだろう。
私は眠ろう。そんなことが起こっていることをうそのように感じながら。