近代西洋文化 3

すごいうた、CMだけど、『電車は転職できない。』をYouTubeで見つけた。君は、人でよかったね!
きかんしゃトーマスの『じこはおこるさ』を思い出した。
原語だと"Accidents Will Happen"で、エルビス・コステロにも同じタイトルのうたがあり、これはもう30年くらい前から好きだった。もっと好きだったのが
私が若い頃に行ったことのあるライブ・コンサートというのは少なくて、最初は松任谷由実の『パール・ピアス』コンサートで、次がスティービー・ワンダー、あとエルビス・コステロと、憂歌団だったと思う。
エルビス・コステロといえば、最近は、といってももちろん最近の話ではなくなってしまったものを最近思い出しているのだけれど、バート・バカラックだ。このような親しみやすい・・・とばかりは言えないのかもしれないけれど、ポピュラーな作曲家に惹かれるとは思っていなかったのだが、コステロとの共作群はコステロの作品の中でもかなり惹かれるもので、このバカラックというひとが誰かと思ったら、知っている曲がどんどん出てきて、まとめて聴くとどんどんさらに惹かれていった。
バート・バカラックさん自身は『アルフィー』が好きだと、言っている映像があった。歌詞は、ビリー・ジョエルの『オネスティ』を思い起こさせたが、『アルフィー』のほうが先だろうか。たぶん・・・。ハル・ウィルナーという人が詩を書いている。
ポピュラーな音楽と書いたけれど、実際はよくあるポップとはひと味もふた味も違う。


『住まいのプロが教える30の警告 「この街」に住んではいけない! 』という本があるらしい。わざわざAmazonがメールを送って知らせてくれるのだ、私のために。自動生成なのだろうか。これは2008年の本だ。こういう発想は悪いともいいがたい。いらない苦労はしないほうがいいのだから。私はしかし自分の意志でどこかに住んだことはない。多くの人も、それに近いのではないかと思う。


川勝正幸さんが亡くなっていて、TVBros.で知った。先週からNHK-FMサウンドリエーターズ・ファイルでトリビュート番組をやっている。先週はクレイジーケンバンド横山剣さんで、今週はスチャダラパー
TVBros.で何か不思議な気配がするコラムをずっと続けていて、フォローしたいような、出来ないような、読みはするが、人生に時間がもっとたくさんあったらこっちの世界を追ってみたいような、と、今にして、思ってもしょうがないが、そんな感じがする。
その「世界」とは・・・Wikipediaによると自称「ポップ中毒者」ということで、そして、ポップとは何だろうと、ふと、つらつら考えたりした。が、忘れた。
川勝正幸さんというと、デヴィッド・リンチ。私は「ツイン・ピークス」に夢中になったくちで、「マルホランド・ドライブ」を見てわけがわからないなりに面白かった。が、川勝さんとは特に関係ない。あとは、細野晴臣さんのホソノバの名付け親だということが、あまりに最近のことだが、思い浮かぶが、これでは私などがこんなことを書く意味があるとも思えない。
TVBros.のバックナンバーをあさって読み返してみたいが、そんな時間はない。


カデンツの事を考えた。これは西洋音楽の大きな特徴のひとつだと思う。終止のかたちで、私には上手く書けないが、とにかく終止の音は決まっていて、音楽はそこに向かって流れ込んでいくような事になっている。
むかしフェイド・アウトの曲はどうもしっくり来なかった。それは私の頭がすっかりカデンツを自然だと認識していたということで、それは10代のことだったか、それまでにそういう構造が私の頭の中にできあがっていたのだ。
なんてことをことさら書くことがおかしいと感じられるのかもしれないがそれがおかしい、と、声を大にして・・・言いたいわけではないが、おかしいのだと思う。
カデンツがない、あるいは違う終止形の音楽というものは西洋音楽の外には普通にあって、西洋音楽の中にはあまりない。フェイド・アウトの曲も、カデンツを付けることが出来る場合が多く、そこまで含めるとほとんどがそうだ。最近のものはそうではないものも多いかもしれないが、それはカデンツの多様化が成功できる時代がようやく来たというようなことではないか、それほどまでにカデンツの引力というものは強力だったと・・・。
とはいえ、西洋音楽を知らなければ、知らないで済んだのだ。そんな感覚は。日本人だって200年前にはそんなものは知らなかった。


FMの川勝正幸トリビュートで、東京スカパラダイスオーケストラの「君と僕」がかかる。この曲、スカパラだったのか。つづいて、「マジック・カーペット・ライド」。
まあ、これは、ポップだろうな。

painted from memory

painted from memory

スカパラ登場

スカパラ登場

ボサ・ノヴァ2001

ボサ・ノヴァ2001