マンドリン合奏でやってみたい曲8

ハチャトゥリアンのワルツ!

荒川静香さんの金メダル以来フィギュアスケートが好きで、ひいきは中野友加里キム・ヨナ。でも、最近は浅田真央も結構好きだ。
グランプリシリーズのフランス大会、フリースタイル女子を見たのだけれど、その浅田、ミスが多くて2位にとどまったものの、表現力になにか憑かれたような部分が出てきて、今季の演技はひょっとしたらキム・ヨナよりも好みかも知れない。
音楽はショートプログラムドビュッシーの「月の光」、フリーはなんとハチャトゥリアンの「仮面舞踏会」から「ワルツ」のようだ。聞いたことはある感じではあったけれど、チャイコフスキーとかかと思っていたら、なるほど、ハチャトゥリアンねぇ。
子供の頃、退屈なクラシックの子供向けコンサートで唯一楽しかったのがおなじみの「剣の舞」。学生時代に同じ「ガイーヌ」から「バラの乙女の踊り」をやって、楽しかった。自分が編曲もののプログラムの選曲をしたときに入れたときにステージのトリとして入れた。最近はやはり「ガイーヌ」の、「子守歌」を、オーケストラスコアから音を拾って5パートにしてちょっと試し弾きしてみたけれど、さすがに無理がある感じ・・・。このバレエからは、「レスギンカ」もいいなあ。
ハチャトゥリアン指揮の抜粋版CDアルバムを持っていて、それには「スパルタカス」からの抜粋も入っていて、「エージナのヴァリアシオン」という曲からはじまり、これがまたいい。
でも、「仮面舞踏会」もいいなあ。調べていたら、着うたサイトでいろいろ聴けて、「ワルツ」のほかに「マズルカ」「ギャロップ」とかもあり、なにかすごい。フェリーニの「山猫」を思い出したけれど、あそこでつかわれているた音楽はさすがにこんなのとは少し違ったような気がする。
ここでは組曲「ヴァレンシアの寡婦」「少年時代の画集」なんて曲集があることもわかった。

日本フィギュアにロシアの曲が多いような気がしたが、村主がトリノラフマニノフのピアノ協奏曲・・・何番かな、「のだめ」でも出てきた・・・を使った印象が強いからだろうか。中野の去年のフリーはたしかリムスキー=コルサコフの「スペイン奇想曲」で、何か幸せだった。

しかし、ハチャトゥリアンのワルツとは・・・ワルツというと、チャイコフスキーに「くるみわり人形」の「花のワルツ」と、弦楽セレナーデの「ワルツ」がある。ラヴェルの「ラ・ヴァルス」・・・実はヨハン・シュトラウスが好きで、特に「皇帝円舞曲」が好きだ。学生時代、これをスコアからばらして後輩にやってもらった。悪いことをした。武満徹の追悼コンサートを札響でもやって、そのときのアンコールは彼の書いた映画音楽か何かのワルツじゃなかったか。その時に指揮をしていたのは岩城宏之さんじゃなかったか。ちがったかな。ハチャトゥリアンのワルツはラヴェルや武満にちょっと近い暗さがあるかも知れない。いいなあ。

セロで最も良く弾くのはバッハの無伴奏組曲(恥知らず!)だし、踊れないのに舞曲が好きだということに気付く。