マンドリンオリジナル曲について5 鈴木静一さんについて

たとえば2ちゃんねるマンドリンに関して何が語られているかというと、「マンドリンオリジナル曲について4」で私が病的に書いた内容に関係のあるようなことが例の調子で書かれている。調べものをしているときなどになんかの拍子で読んじゃったりする。どうでもいいといえばいいし、少しでも満足のいく活動をするために考えているのならいいが、でもねえ、人をいちいちバカにする必要はないんじゃない、とにかく日本というのは内にこもった何か悪意のようなものが醗酵して芳醇なブランデーのようにじゃなかった、メタンガスやらアンモニアを発生する、とか、あれ、何を書いていたんだっけ。記憶力が数秒と続かない。
とはいえ何か他人事じゃない。そんな悪意みたいなものは内にこもらず人に向けられることも多く、そんな場合言っている本人は悪意ではなく当然のことを言っているような気持ちで、ただ単に自分の考えを述べた、あるいは押しつけただけでいいことをしたように悦に入っていたりするのだけれど、拝聴して、相手に反論を聴く気が毛頭ないらしいことを不思議ではあるけれどよくあることだなと、いずれにしても、こんなことばっかりじゃ、どこにもコミュニケーションはないぞ! いいのか日本! と、しかし私もコミュニケーションは出来ない。
これからわけのわからないことを書きますよ。


鈴木静一さんといえば、「失われた都」で、これは困る。2年前に一度やって、また今度違う団体でやることになってしまった。実際上はあまり準備期間がないので助かるのだけれど、うーん。2年前には違う団体でも・・・ほかの曲も聴きたいしやりたい・・・。
似たようなものでは「受難のミサ」とか「細川ガラシャ夫人」がある。時代劇シリーズと名付けられるだろうか。ほかにもたくさんあるのだろうが、私は他に知らない。単楽章で、「失われた都」は長いなあ。
組曲と名付けられた主に3楽章のものを昔良くやった。「スペイン」組曲は、たしか2番と3番をやって、3番の終楽章で鐘の音を模した音型がセロに入っていて、それが大好きだった覚えがある。2番の1楽章が、たしか北海道のビール、サッポロの「クラシック」のコマーシャルに使われていて、それに気付いたときの新鮮な感じ、案外いいじゃない、マンドリン合奏、という感じでした。どんな人が選曲したのだろう。あと、「雪の造形」が好きでした。
ほかには、「シルクロード」なんて大曲を聴きにいったこともありまして、その演奏会で聴いた「空」という小曲が、妙に心に残った覚えがあります。アンコールだったかな。「パコダの舞姫」なんて、けっこう面白い感じ・・・これは学生時代に聴きましたが、その後ネットで聴いていいなあと思ったような気がしますが、そんな記憶もあやふやになっています。


この人は映画音楽をけっこうたくさんやっていて、あの黒澤監督の映画音楽もちょっとやっているのでは・・・。しかし、あまり知りません。さらに、マンドリン界出身で、プロの作曲家になったのでは・・・。と、不確かなことを、今はネットで調べればすぐ分かるのに調べないで書いています。


オリジナルのはなしではないですが、実は鈴木静一さん、ラヴェルの「ボレロ」なんて編曲していて、意外だなあと思った覚えがあります。確か、どこかで売っているはず・・・。こんな曲、やろうとする人はいないとは思いますが、でも、あのスケールを作るのは難しいにしても、なんとなく楽器の響きには合いそうだという気がしました。
なぜか、鈴木静一さんといえば山田耕筰を思い出してしまいます。山田耕筰交響曲を、ちらっと聴いた印象が、何か鈴木静一に似てるなあ、と、思っただけなので・・・勘違いかもしれません。
もっと関係がないのですが、菅原明朗さんという方がけっこうマンドリンオーケストラの曲を書いていて、武井さんのかかわりらしいのですが、なかなか演奏されることはないのかなあと、思ったら、関西マンドリン合奏団、という団体さんでCDも出ていますね。うひゃあ、この団体ではゴールドベルク変奏曲をやってる!


と、とんでもなく話しがずれてしまいましたが、鈴木静一さんというと、なぜかラヴェル山田耕筰という名前を思い出します。
あと、そうだ、5度の重音を思い出します。実はもっといろいろ重音が出てきて、「失われた都」などは打楽器として活躍しなければ、セロの存在価値は無に等しいでしょう。鈴木静一さんの曲を弾くと、ピックがとても速く減るような気がします。