音楽について 2-2

合唱コンクールのつづきを聴いた。谷川俊太郎の詩、鈴木輝昭の曲というものが最も多いと感じる。中学校と高校をとおした感じで、これがいまのはやりなのだろう、しかし、誰にとってのはやりかというと、半分は顧問の先生のあいだでのはやりなのかもしれない。
高校生は中学生よりもうまいかもしれないが、選曲の、難易度はともかく、音楽性にはそれほど差があるとも思えなかった。課題曲は大河ドラマ天地人」の音楽を担当している大島ミチル・・・自由曲よりもなにか力強い。合唱曲も書いてはいるひとだが、ほかにも活躍しているようであり、商業的な世界の手応えを持っているひとだから合唱の世界のチマチマした感じがないのかもしれない。
チマチマ・・・ごめんなさい・・・言葉のあやで・・・とはいえいきものがかりの曲にしても、何かちょっと納得のいく感じがする。逆に、合唱の世界で流行っているものは、何かが変だという感じがする。


谷川俊太郎というほかにないのだろうか。この人の言葉遣いというものがスタンダードだという世界は変だなあ。俵万智ねじめ正一ではだめなのだろうか。俵万智だと短いか。と、思ったらねじめ正一も俵万知もちゃんと合唱曲があって、俵万知のほうは林光。ねじめ正一のほうも何曲かあるらしい。4年前の中学校の課題曲も・・・ラスト前の不思議な和音が魅力的。この年は小学校の部が三善晃。俵万知、19年前の中学校の課題曲の詩を書いている。私が教員をやっていたときだ・・・
いや、谷川、ねじめ、俵という連想はいったいなんだろう。
ネットで調べると、NHK全国学校音楽コンクールの課題曲がいろいろ出てきて、日本の戦後の名だたる作曲家から、主に合唱で知られている作曲家っぽい人たちの名前もあって(でも編曲の事が多いかな)、1971年高校の部が三宅榛名・・・こんなころから、最初楽しげで途中から変になる(失礼)作風・・・。いや、あの、NHKのサイトにアーカイブがあって聴けるんです。寺島尚彦さんの曲もあるなあ。1982年か。この曲ちょっといいなあ。1973年も中学の部は寺島尚彦氏。谷川俊太郎・・・こっちはちょっと地味かなあ。同じ年の高校の課題曲が冨田勲の「ともしびを高くかかげて」。中学生でも良く歌う。私の担任したクラスがコンクールで歌った事もあったような、気が、する。
と、いうような、なにやってるんだ、私は。


しかし、こんな世界があるんだなあ・・・それどころか、かなり多くの人たちが身近に接していたりもするはずの。しかし、これは、音楽の話しなのか、学校というものの話しなのか。さらに、こんなにみんな一度は関わって、ほとんどのひとは合唱を続けたりはしないんだなあ。
と、いう、切り取り方は、意味がないのかなあ。あまり。




収拾がつかなくなってしまった。
とにかく、なぜ音楽をやってるんだとか、いま自分のやっている事はいったいなんなのかとかの手がかりに引っかかったような気がしたのだけれど、途中で何を考えていたのかも忘れてしまったし。


音楽について、というタイトルで書いたのはこちら。
http://d.hatena.ne.jp/azkn/20070202
同タイトルのつづきにするつもりだったが、あまり続いている感じはしない。