アマチュア音楽のアプローチ5

出かけて誰かと一緒に楽器を弾くのはしばらくお休み・・・失業していたのだけれど、ついに保険も無くなったので。一般的にはいままで続けてきた事の方が、おかしいだろう。
二日間、美術、彫刻の作品を作りたいけれど、なんか乗らない。仕事探しも乗らない。ダメ人間だ。


近頃、音楽の歴史に今まで以上に関心を持っている。
また、クラシックの今まで知らなかった曲を知ろうとしている。楽譜をウェブで手に入れ、楽器を弾いて、わからなかったらYouTubeで聴いてみたりする。
楽譜は、IMSLPというサイトで著作権の切れたものが無償で公開されている。ただし、プリントアウトすると、手間もかかるし結局は売っているポケットスコアとたいして変わらないようなコストになるような気がする。画面で見るのはちょっと煩わしい・・・。
今日はベートーヴェン交響曲第7番の、1楽章のちょっとさわりと、2楽章をそこそこ弾いてみた。1楽章は「のだめカンタービレ」のテレビ版のキャッチ(?)に使われている曲じゃないか。はじけるように明るく、華やか。
2楽章は対照的に葬送音楽のような重い曲。どういうことなのだろう。何かの拍子にやはりYouTubeでピアノトリオの演奏を聴いて、それが印象的だったので、気になっていた。他の楽章より室内楽的なのか、弾いて楽しい。暗い音楽を弾いて楽しいとは・・・。ピアノトリオ版もIMSLPにはあって、チェロの楽譜をちょっと弾いてみたりした。


私たちは・・・ずっと続けていたマンドリンアンサンブルは、私が抜けてカルテットになったけれど、しばらくマンドリンクインテットだった。マンドリンとドラが各2台と、マンドセロ、またはマンドリン3台にマンドラとセロ1台ずつ、が基本。ただ、各々のスケジュールの関係で3パートになることもあり、なぜか最近は少ないが、4パートの、弦楽でいう四重奏に近いマンドリン2台、ドラ、セロ各1台のカルテットの状態が、今まででは一番長かったと思う。これからしばらくそうなるのかなあ。
そういうこともあって、弦楽四重奏のレパートリーがつかえないかとも考えていて、過去にはモーツァルトの「春」なんて曲を練習に持って行ったこともあったけれど、あまり評判は良くなかったなあ。ジュピター交響曲の終楽章に似ていて気になっていたのに・・・もう5年くらい経った以前のこと。古典派はあまり好きではないのだけれど、一度はしっかりおさえておきたい気もしていた。
なかなか楽譜にお金をかけられないが、バルトークのカルテットの1番は楽譜が安くて買ってみたり、ショスタコーヴィチも国内の出版社が出しているポケットスコアがあるからと買ったり・・・でも活用はしていない。あ、ラヴェルも買った。いいなあ、ラヴェル。でも難しいなあ、やっぱり。


そんなむつかしいものはダメだ、と、IMSLPとYouTubeを参考に探して、シベリウスとかボロディンだったかな、いろいろ探してみているけれど、どれも難しそうだ。ヴェルディ弦楽四重奏曲なんかがあった。でも、どんなだったかなあ。シベリウスは曲は面白かったような気がするけれど。
そういえば、シベリウスにはずっと関心がなかったけれど、最近少しいいような気がしている。なんか、バッハやモーツァルトハイドンベートーヴェンといった人ほど知られていない作曲家が気になる。エルガーは、弦楽セレナーデの楽譜を買ってしまった。グリーグの弦楽オケの曲も・・・ バカだ。


お金がかからないやり方がわかってからは、古典派、ハイドンなんてものもチェックしなくてはならないかと思っている。
現代にいたる音楽の基礎が・・・基本かな、ハイドンにあるという気がしている。あと、ベートーヴェン。それはしかし、それがあるべき姿だというわけではなく、ある種の典型であり、さらに、特に際だって明快だから。個性的といえなくもないが、技法と内容、社会の変化が抽象的に反映してもいるために明快なひな形たり得ているとか・・・ロマン派は、より個人や民族の個性が豊かな色彩をもたらしている。それに比して、いい意味かどうかわからないが、普遍的・・・そうかなあ。なんか自信がなくなってきたけれど・・・。
で、ハイドンをチェックして、「皇帝」四重奏曲なんかの楽譜をなぞってみた。


うーん。


あとは、ちょっと、ディブ・ブルーベックの「トルコ風ブルー・ロンド」の打ち込みをやった。
明日からは他のこと、仕事探しや彫刻をやらねば。