彫刻をつくる 2011-1
最近、といっても色々な関心について分散して時間が、私の中で進行しているので、また年齢のためもあって時間の歩みは遅い。だいたい半年前くらいであっても最近、ということで、ヤナーチェクがいいという気がしている。その頃久しぶりに「シンフォニエッタ」を聴いたのだけれど、曲の構成に目を見張った。音楽で目を、というのはおかしいが、では耳をどうすればいいのか。
これはしかし村上春樹の大ヒット小説の中に出てきたらしくて、そんなものは、といってもこの小説をおとしめようとしてそんなものと書いているわけではないがそんな本は読んでいないので、時流に乗ってはいない。
なにはともあれ、ヤナーチェクというのは盲点を突かれた感じがしたのだ。いや、変だな。誰が盲点を突いたのだ、私か、村上春樹か?
今日はちょっとインターネットで落とせたヤナーチェクの楽譜をチェックしてみたけれど、難しくてすぐに挫折。弦楽四重奏曲をふたつ見てみたのだけれど、パート譜しかなかったというのもあって、ちょっと面白さがつかみにくい。スコアがほしかったなあ。でも2番の冒頭は1stヴァイオリンを2、3小節なぞってみただけで何か独特の気配が漂ってきて、覚えてはいないものの昔何度も聴いたはずの曲ではあるけれど、しかしこれはただ者ではないという感じだ。
あとは、シベリウスやグリーグも少し気になってはいるが、ヤナーチェクほどではない。
こんな事をしている場合ではない、といっても、30分くらいのものなんだけれどね、というこの記述にやはり30分くらいかかりそうで、これも、こんな事をしている場合ではない。という事を書くためにこのタイトルで長々と上のようなことを書いたのだと種明かし、する必要はないが。
4月の始めに小さな喫茶店で毎年開いている私の小さな個展がある予定。10点は少なくとも作品がほしい、小さいものならその2、3倍なのだけれど、2週間の休日5日かけて、2点手を付けただけ。1点は完成の目処が立ってきてはいるものの、1点はまだまだ。
4、5年は粘土で作って型どりして作ったものを出展してきたが、それはとりあえず今回はやめた。途中から1、2個は出そうかとちょっと考え直したけれど、しかし間に合いそうもない。
木で、主に材木で作るつもりで、内装の解体現場から7、8年前にもらってきて最初は庭に放り出してあったものを削ってふたつ作っている。
のこぎりでゆっくりやっていたら進まない感じなので家庭用電気丸ノコを買ってきた。作業台も買ってきた。
確かにある部分はどんどん進んだけれど、その前に家の中を片付けて家の中で作業できるようにするのに一日かかったか。それから1点はほぼ片付いた。もう1点はもう丸ノコではできないので手作業になり、なかなかすすまない。
それ以上に、他の作品の構想を練りたかったのだけれど、うまくいかない。
いちおうはいくつかあるが、あまり有力ではないアイデア。
過去の作品のヴァリエーションを、材料を変えてやるものいくつかと、今これを書きながら思いついたもの。しかしどれも小さいものだし、展示の方法が難しそうだ・・・。
で、ピンチだ。
とはいえ、道具は今までになく片付いてきたし、作業の体勢も、今までになく整ってはいる。
が、なんといっても時間がない。仕事が忙しいので疲れやすい。
しかしとにかく明日も仕事の帰りはホームセンターに行こう。
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