でたらめ日記110527

ミクシイの、いや、イはちいさなィでミクシィなのか、しかし発音はミクシーになっているのではないか、ということはどうでもいいのではないか。しかし・・・。
ということに一瞬にして気をとられてしまったが、そのミクシィマイミクシィの人の、と、そのミクシィの日記に載せようとしてこれを書いているのだが、なんてことを書いてしまうのは同じ文章をちがうブログにも載せようとしているためにこうなってしまうのであって、同じテキストを最初から両方に載せようとして・・・ブログに載せる文章をミクシィに載せると変なのでそのことも考え始めたらどっちにも変な文章になったのは、ミクシィのことを書き始めたためにそうなったのだけれど、よく考えてみたら普通にマイミクシィの人の、と書けばいいのだけれどミクシィなんてものを何かあたりまえのものとして書きたくないなんて、ミクシィにも載せようとしているのは私の世代にとってもあたりまえではないミクシィというものがあとの世代にとってもあたりまえではなくなっているわけで、ということもどうでもいいのではないか。


そのマイミクシィの方の日記に「結論が先にあって、それに有利な材料を集める。不利な材料はスルーする。」人たちのことが話題になっていて、そこへの最後のコメントが「それが普通の人です」と書いてあることにいちおうまあ、さすがに同意せざるを得ないのだけれども認めたくないものだな、そんなことは、そんなことのために世の中面倒くさくなっているんだなあ、しかしまあ、普通の人の多くも私もそうなのだけれどその度合いは千差万別であって、とある人ひとりについてでも、時と場合によって程度が違ったりするなあ、と、当たり前のことを書いてしまって。
特に原発推進と反原発のはなしの場合はそうなりやすいなあ、とふと思った。
私は反原発なのだ。が、そうなっていないと思いたいのだが。
という先に何を書くわけでもなく。



でたらめ日記なので続いて全く関係ない何かを書くその何かはシューマンロベルト・シューマンの事を書くので、交響曲第3番、いわゆる「ライン」が帰りのラジオでかかっていて、これは今のN響アワーのテーマ曲だということを思い出し、そういえばこの前には、テーマ曲は何だったかな、とふと思ったが思い出せず、なんとなくストラヴィンスキーのような気がしたのだけれど、やっぱりメシアンのような気がしてきて、結局そうでもない気がしてきて、結局思い出せない。
ということもどうでもよく、その「ライン」を私はときどきシューベルトと勘違いしていて、このあたりに詳しい人がこれを読んだら馬鹿じゃないかと思うのかもしれないなあという気がするが、そんな間違いをするのはどうしてだろうか考えたら、「ライン」交響曲の冒頭の目が覚めるような明快さが私の思っているシューマンのなんかのイメージとはちがうから、しかしブラームス交響曲ではないこともベートーヴェンではないことも瞬時にわかり、残ったのがシューベルトだから、で、シューベルトについてはシューマン以上に知らないから、だと思ったのであった。などと説明するとややこしいが、間違えるのもやはり瞬間で、ということはどうでもいい。
問題はシューマンのイメージが明快な感じではなく、何か複雑なピアノ曲の作家として私にあることと、生涯の悲運とコミュニケーションの不器用さみたいなイメージがないまぜになった感じが私にとってシューマンだったことで、「ライン」の冒頭をはっきりとシューマンだとわかって聴いたことが何度もあったのにもかかわらず誤解を作り出していたのだという、ことだ。
そのイメージは、一旦修正された。しかし、また誤解に傾いていくかもしれない、それは私の老いではないか。杞憂か。
あとは、シューマン、いいなあ。「ライン」の1楽章の楽譜をネットで落として、冒頭のヴァイオリンのメロディーを弾いてみようとしてみた。マンドセロで。聴くと明快だけれど、一筋縄ではいかない。交響曲として聴いたイメージの明快さとちがって、最初から小節をまたぐシンコペーションがあって、それが躍動感を生んでいることくらいはわかる。私の未熟はもちろんあるが、ロマン派の精髄、とはいえロマン派という言葉がふさわしいかどうかわからないが世界を画する何かがほんの数小節のメロディーにほとばしっている。
さらには、ブラームスには悪いのだけれど彼のやはり第3番交響曲にこの影を、私は見てしまった。冒頭だけかもしれないし、およそ見当外れなのかもしれずそうだとしてもそれはそれでかまわないと思っているのだけれど、シューマンと最も深く関わったかもしれない少し後の世代の総合者、ブラームスの真情までも察した気になってしまった。



あと、さらに関係なく詩、公共広告機構のあの、金子 みすゞの、「いいえ、誰でも」が、ことある事に何かにかこつけてつかいたいくらいに、気に入っている。なぜだろう、あのCMさえも。
彼女の生涯をすこし知り、ひとが生きることのやりきれなさを思う。

シューマン:交響曲全集

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わたしと小鳥とすずと―金子みすゞ童謡集

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