オペラ 1

プッチーニの「マノン・レスコー」の間奏曲がちょっと好きだ。
先日NHK-FMでかかっていて、その演奏はかなり良かったような気がする。今YouTubeで聴いているが、アマオケっぽいがちょっとつらい。
ピアノ版を聴いている。中盤からの、情熱的な(?)部分がかなり面白いと思っていたが、全体に面白い曲だ。
さっきのアマオケは音程も少しおかしかったが、曲の構成のとらえがいまひとつだった感じだ。しかし、私などが何かを語るほどでもないか。
この曲は、むかし学生の頃マンドリンオケを指揮しなくてはならないことがあり、マスネの「タイス」の瞑想曲と呼ばれる曲を振ったことがあるのだけれど、そのときにカラヤン指揮の「オペラ間奏曲集」のようなLPレコードを買って、ベンキョウしようと思って聴いていたが、その中の曲では最も気に入っていたものだった。
蝶々夫人」の間奏曲というものを聴いているが、これはちょっとよくわからない。
再び「マノン・レスコー」ピアノ版。こっちがさっきの人よりいい。
つづいてオケ版。外国の地方のオケか。さっきよりはいい。
この曲の面白さ。少しずつ変わっていき、くりかえしはほとんどない感じを受ける。オペラの間奏曲だと気にせずとも管弦楽曲としてユニークだと思う。


もっと前N響アワーの序曲特集に、ヴェルディの「椿姫」の第1幕への前奏曲がかかり、ヴェルディも悪くないなと思った。が、「乾杯の歌」は、とりあえず今はいいな、積極的に聴きたくはないなと思う。ほかのアリアを聴いてみるけれど、いまひとつわからない。ロッシーニの「セビリアの理髪師」の序曲も面白かった。
古典派というものがあって、今ふと思うとハイドンモーツァルトベートーヴェンブラームスがそうなのだと思う。交響曲弦楽四重奏曲と器楽ソナタ、多楽章の、構成的な、形式を重視した構築的な音楽。


しかし、実は、序曲や間奏曲の方が面白いのではないかと思っているので、オペラというのは、苦手ではないか、やはり、私は、と、思っている。ワーグナー、どうかなあ。


まあ、やはり、カルメンかなあ。
10/24にミカエラのアリアについて書いたが9/13にも少しかぶる内容を書いていて、数ヶ月前に書いたような気がしていたのは1月ちょっと前で、しかも内容がかぶっていると思わなかったので、驚いた。
カエラのアリアは、「何を恐れることがありましょう」というものらしい。
たまたま見たブログにミカエラはあまり好きではないということが書いてあって、「カルメン」の筋はおぼろげにしか知らないけれど、そうかもしれないと思う。ホセが心を動かされないのもしょうがないのかもしれない。いったいなにを書いているのか。
そんな、ちょっとつまらない女性(?)でも、いやだからこその、ここ一番の大勝負?
しかしそうはいっても、この曲の美しさ。
しかし、結局は・・・。


フォーレの「ペレアスとメリザンド」は面白そう。とはいえ、これは「アルル」のようなもので、オペラではないのか。
ドビュッシーにも「ペレアスとメリザンド」があって、こっちはオペラらしい。


オペラというのはおおむね恋愛が関係しているのだろうか。
まあ、それ以前に、劇音楽で、歌曲だ。
古典派の得意分野はインストゥルメンタル・ミュージックで(モーツァルトはちょっと違うが)、オペラは違う。
ふと思うと今の世界ではインストゥルメンタル・ミュージックはクラシックとジャズ以外ではすくない。
古典派のおかげでクラシック・ミュージックは抽象的な小難しい音楽だという印象ができたのだろうけれど、なんてことを書きつつそんな単純な話ではないぞ、とも思うのだけれど、そういう要素も否定できない。
ここになにかのヒントがあるとは思ったが、まあ、ここまで。
恋愛も気になりはするが、得意分野ではない。



表題と関係はないが、今日のNHK-FMで面白い曲がかかっていて、ピアノ協奏曲のようだ。一瞬バルトークっぽいと思ったがちがう。もっと新しい世代の曲かと思ったらプロコフィエフの2番だった。
あとは、YouTubeで調べている間にプッチーニに「Preludio Sinfonico」という曲があるのをはじめて知った。「Preludio Sinfonico」といえばマンドリン合奏の曲が何曲かあるなあ、と、思ったというだけのことだが。

プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」

プッチーニ:歌劇「マノン・レスコー」