盲点

というタイトルが良いのかどうか。



なぜか、クリント・イーストウッドの映画をほとんど、少なくとも最近のものは見ていないことに気付いて、そのことはいいも悪いもないのかもしれないのだけれど、「父親たちの星条旗」、「硫黄島からの手紙 」という作品が放映された頃は、さすがに見なければいけないかと思っていたのに。「負けざる者たち」という去年のものは、南アフリカを舞台としているらしくて、気になってきている。
日本映画は一時期よりは活況を呈していると言えた頃があったが、ニッチなものばかりだったのか、とも思う。クリント・イーストウッドみたいな人がいることを考えると、北野武宮崎駿・・・ところでニッチの使い方は良いのだろうか。
マディソン郡の橋」というものもクリント・イーストウッド監督作品だったらしく、意外な感じがするが、とにかくどれも観ていない。


何か、自分は常識を知らないんじゃないかという感じがしてしまった。


イーストウッド映画から次に連想してしまったのはマイケル・ムーア監督で、資本主義批判の映画を作ったことで少し話題になっている。「ボーリング・フォー・コロンバイン」は、観た。「シッコ」は観ていない。盲点という感じではないけれど。


かいじゅうたちのいるところ」という映画をちょっと観たい。スパイク・ジョーンズという人は、「マルコヴィッチの穴」で監督デビューしたようだ。それも観ていない。同じ人だとは知らなかった。ああ・・・スパイク・リーといっしょにしていた・・・。


スパイク・リーは、観ようと思っていた。「ドゥ・ザ・ライト・シング」から気になっていて、「マルコムX」という題材でどんな映画になるのか、知りたかった、が、このように歴史、現代史に触れようとすることは良くないのか?


単に映画の話か。



いきなりアニメの話になるが、「サマーウォーズ」は観ていないが、観たいと思っていた。が、忘れかけている。が、最近アニメ好きの人と話していて思い出した。そして、「サマーウォーズ」を観る前に「時をかける少女」を観とかなくてはと思っていたのも思い出した。
それよりずっと前に、「エヴァンゲリオン」は、良くも悪くも観ておきたいと思っていたことを思い出した。映画になって、けっこう良いという。が、テレビを観ておかなくては、と思うが、今更そんなことをしなくて良いのだろうか。少しだけ観たことはあるが・・・。
エウレカセブン」のほうが好みっぽいのだが、趣味に流れすぎているのかもしれない。でも観たわけではないのでわからない。
観たものはというと、「カウボーイ・ビバップ」で、放映は1998年らしい。12年前かあ、ずいぶん前のような気がしていたが・・・ビデオレンタルで観たので、2000年くらいになるのか。シリーズもののアニメをまとめて観たのはそれが最後だ。10年経ったんだな。



いきなり小説の話になるが、小骨のようにひっかかっている小説が「カンバセーション・ピース」で、保坂和志というひとのものだ。知人がメールで良かったと言っていて、その良かった内容はくわしくは書かれていなかったのだけれど、少し読んで、途中になり、また読もうとして、途中になり、それっきりだ。
面白そうなのだけれど、私の生活がじゃまして読めないという感じだった。違うかな。
なぜこんな話になるかというと、小説も、新しいものはそれ以来読んでいない気がしたのだ。その前のはやりものっぽい小説は、「インディヴィジュアル・プロジェクション」で、これは、よくわからない。常磐響の写真が装丁につかわれていて、それに惹かれて買った、というと、誤解を受けそうだが、常磐響の写真は・・・好きなのだろうな。写真集は1冊しか持っていないけれど。
あとは、村上春樹を読もうかと、ちょっと思っている。しかし、本当に読みたいのだろうか、私は。
小説ではない読書はしているし、古い小説は読んでいる。その系統では、林達夫が気になるが、なんという話の跳び方だろうか。


村上春樹と、あとはサリンジャーが最近亡くなったためか、それと池澤夏樹が編集しているという全集があるらしく、海外文学というものがあることを(?)、最近思い出している。カート・ヴォネガットのことは時々思い出す。トマス・ピンチョンとかいう人がいるとか、あと、なんだろうなあ。しかし何で知っているのだろう。ピンチョンなんて名前。
ああ、そういえば、サイバーパンクなんて言葉があったような気がするけれど、なんだったろう。



こんなことなどが盲点だと思って書き始めたのだけれど、実は盲点のほうが見えている部分より広いので、このタイトルは変だ。
しかし、何かすごく気になる。